テスラ(NASDAQ: TSLA)の廉価版次世代25,000ドル車、いわゆる「レッドウッド」計画は「ますます2027年の話になってきている」と、同社のギガファクトリー・テキサス工場を視察したアナリストがコメントしています。
レッドウッド実現は2027年
テスラはここ数年、生産台数と納車台数の大幅な伸びを実現してきましたが、今やウォール街はテスラの巻き返しの可能性を悪く予想し始めています。
テスラは最近の決算説明会で投資家に対し、次世代車の開発に着手しているため「2つの大きな成長の波の間にある」とアピールしていましたが、エバコアのアナリストは、投資家向けの新たなレポートに基づき、この話が本当に実現するのは2027年になると考えています。
ブルームバーグの報道
テスラは2025年後半に同車の生産を開始する予定といっています。しかし、エバコアは最近のテキサス工場を視察し、実質的な成長はその2年後になると考えています。
また、エバコアのアナリスト、クリス・マクナリー氏は、「レッドウッド」の2026年の生産・納車台数のベストシナリオは50万台程度であり、これはウォール街が予測する同年の次世代車の生産台数の半分であると述べています。
したがって、エバコアはテスラの真の次なる成長は2027年に起こると考えています。
このアナリストのレポートは、ウェルズ・ファーゴのコリン・ラナン氏がテスラは「成長のない成長企業」だと述べた翌日に発表されました。2023年下半期の販売台数が上半期比で3%増加する一方、価格は5%下落したことを引用しています。
テスラ株に関しては、すべてのアナリストが弱気な見方をしているわけではありません。以前からテスラに強気のウェドブッシュ証券は、テスラ株をめぐるシナリオは誇張されすぎていると考えており、第1四半期が以前の予想よりも遅いスタートとなりそうであるにもかかわらず、2024年の納車台数は200万台を超えると予想しています。
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