わずか10分の充電で航続距離500kmを達成、新興中国メーカー製EVミニバン

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中国の電気自動車がテスラのような米国の自動車メーカーを恐れさせている理由は非常に簡単なのです。

3月1日発売

中国の多くの電気自動車が、欧米のメーカーを凌駕していることを、これ以上証明する必要があるのなら、以下をご覧ください。

カー・ニュース・チャイナが最初に発見した、中国のソーシャルメディアに公開された新しいビデオでは、中国新興EVメーカーであるLiオートの次期電動ミニバン「メガ」の途方もなく速い充電速度が紹介されています。この近未来的なダストバスター型の3列シートEV車は、3月1日に中国にて販売開始予定で、価格は約8万3,000ドル相当からとのことです。

急速充電ステーションで撮影された短い映像では、メガはわずか10分36秒で10%弱から80%まで充電することに成功しています。これは実質的にガソリンを入れるのと同じくらい速く、米国のEV市場全体の状況を圧倒しています。

米国では、10%から80%の急速充電に18分(起亜EV6のような特に先進的な車の場合)から1時間以上(トヨタBZ4Xのような最先端ではない車の場合)かかります。確かに、急速充電がすべてではありません。最近では、ほとんどのEVオーナーが自宅でゆっくり充電し、毎朝目覚めると充電が完了した車になっていることも多くなってきています。

10分間の充電で約500km

さらに印象的なのは、メガが短時間の充電で回復する航続距離の長さです。車のバッテリーパックの大きさやフル充電での走行距離によって、10%~80%という数値が大きく異なることは明らかです。

充電開始時、メガの航続可能距離は68km、終了時には568kmに。つまり、10分間の充電で約500km(310マイル)の走行が可能な状態になったということです。

実際の環境では、おそらくそれ以下でしょうが、しかしそれでも大きな成果です。カー・ニュース・チャイナによると、メガのバッテリーは中国のCATL製とのことです。

脅威の充電電力

ここで重要なのは、メガが許容できる驚異的な充電電力レベルです。セッションの充電速度のピークは約521キロワット(kW)で、テスラの2倍以上の充電電力です。アメリカでは、これほどの電力を許容できる車はありませんし、それを供給する充電インフラもありません。

米国で最も優れた充電ステーションの定格出力は350kWで、それをフルに活用できる車は限られています。ゼロ・エミッションへの大転換の多くの分野で米国をはるかにリードしている中国は、すでに500kW以上の充電プラグを設置しています。

エンドマンズ(Edmunds)の最近の調査によると、米国で販売されている最も急速充電が可能な電気モデルは、ヒョンデIONIQ 6セダンです。エドマンズによると、最大236kWで、7分48秒で100マイル(161km)の航続距離を追加可能です。ポルシェ、テスラ、そして新興企業のルーシッド・モーターズもこの上位にランクインされています。

近い将来、米国でより高速の充電車が登場することは間違いないでしょう。ただ、それがおなじみのメーカーからなのか、それとも近い将来アメリカを席巻すると予想される中国メーカーからなのか、ということです。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・一部補足・編集して作成しています。

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