世界最長、走行距離120万マイルのテスラモデルS、モーター14台とバッテリー4台交換で到達

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https://youtu.be/0gMwjvdrfaQ
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現存するテスラ車の中で世界で最長の走行距離を記録しています。

年間13万マイル

走行距離が121万マイル(196万キロ)を超えるテスラモデルSが存在することは信じがたいですが、実際に存在します。

この車は2014年モデルS P85で、これまでの走行距離は120万マイル、年間走行距離は約13万1000マイルです。それだけの距離を運転することを想像できますか?電気自動車は長い距離を走れないと否定的な人が多い状況ですが、このクルマは、EVが年間かなりの距離を走行できること、そして少なくとも世界の一部の地域では充電インフラが高燃費走行をサポートできることを証明していると思います。

2019年にイーロン・マスク氏は、当時走行距離が100万km(621,371マイル)だったこの特別なモデルSのオーナー、ハンス・ジェミンゲン=ホーンバーグ氏を祝福しました。それは確かな成果のように思えましたが、今日に至っては走行距離がそのころの2倍にもなっています。

実はロードスターも

上の動画は、ハンスイェルク=フォン・ジェミンゲン=ホーンバーグ氏が登場する最初の動画のひとつです。これまで、ジェミンゲン=ホーンバーグ氏のモデルSに関する情報の多くは、ツイートに限られていました。動画のアップロード者であるワットエナジーは以下のように説明しています。

「撮影時の走行距離は190万km。ネット上では、彼に関する正確な情報はほとんどなく、古いツイートや、どうやってこれだけの距離を走らせたのかという推測に基づくものがほとんどです。私はハンスイェルクに直接会うためにドイツに行き、彼から直接その全貌を聞きました!」

この話にはまだ続きがあります。ジェミンゲン=ホーンバーグ氏は以前、テスラ・ロードスターを所有していました。当時はインフラが整っていなかったにもかかわらず、彼はどうにか40万マイルを走破しました。モデルSが発売された直後に購入を決めたのは、より広くて快適だったからとのことです。しかし、彼が購入したのは新車のモデルSではなく、走行距離18,641マイルの2014年式の中古車だったのです。

モーターとバッテリーの交換

初期のテスラモデルSは、リアモーターに問題があることで知られており、こののテスラもこの問題に苦しんでいました。リアモーターは13回交換されており、オリジナルのものを含めると、120万マイルの間に14台のモーターが交換されたことになります。

交換したモーターのほとんどは実際には再生品で、テスラは本当の問題を知らなかったため、モーターの適切な修理方法を知らなかったという問題があります。これらの交換用モーターの一部は非常に早く故障しました。そしてそれらは保証の対象となるものとならないものがありました。

また、この車両のバッテリーパックに関しては、モーターよりも良好でしたが、このモデルSは現在4つ目のバッテリーを搭載しています。バッテリー4台で120万マイルということは、平均で1台当たり30万マイルの走行に使えたことになります。

なぜここまで長持ちしているのか

ジェミンゲン=ホーンバーグ氏は、モデルSを気楽に運転していると述べています。一度に62マイル(約100km)ほどしか走らないそうです。バッテリーの消耗と充電に関して、このモデルSのオーナーは、バッテリーが20%まで落ちたら充電するようにしていると言っています。彼はバッテリーを完全に消耗させず、なおかつ100%充電もしません。

モーターやバッテリーなどの機関部品ではなく、エクステリアやインテリアなど車の他の面はよく持ちこたえました。残念ながら、ブレーキやタイヤなど、その他の消耗品については詳しく触れられていません。

そして、このオーナーは既に仕事を引退しています。彼はまた、車で世界を見るのが好きとのことです。モデルSはアフリカ、モロッコ、スウェーデン、オーストリア、中国に行きました。しかし、それは始まりに過ぎないようです。このモデルSのオーナーは、モデルSがさらに多くの走行距離を記録できるように、車を運転し続け、実際にルーシッド・エアの予約を手放したいと考えているとのことです。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・一部補足・編集して作成しています。

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