有名なテスラのソフトウェア・ハッカー、グリーン氏が最新車両のファームウェアから今後のテスラの計画の手がかりを発見しました。
隠し機能の開放
テスラの最新の車両ソフトウェア・アップデート2023.38.8で発見されたことによると、テスラは近いうちにモデル3の新オーナーにフロントシートヒーターとワイパーヒーターの有料化を開始する可能性があるようです。
有名なテスラのハッカーであるグリーン氏(GreenTheOnly)は、テスラの最新のソフトウェア・アップデートを調査した結果、これらの今後の変更の可能性を発見しました。グリーン氏は以前にも、機能有効化の製品リリースに先立ち、ソフトウェアにあらかじめ組み込まれた隠された将来の機能を開放するためにこの戦術を使ったことがありますが、この最新の発見は、これらの寒冷地機能のために追加料金を支払うことを予定していなかった将来のオーナーを動揺させるかもしれません。
2023.38.8のソフトウェアアップデート
2024年ベースモデル
モデルY RWD スタンダードレンジ (ソフトウェアで航続距離は260マイルに制限されるようです)
オンライン決済のユーザーインターフェイス(プログラムにはブルートゥースのペアリングが必要)
フロントシートヒーターとワイパーヒーターが有料化(新車用?)
FCWがR152モードに
過去にも例が
テスラは、モデル3のフットウェルライトや、旧型モデルSとXの追加バッテリー容量など、工場でインストールされたハードウェアを有料でソフトウェアにより機能解除することに慣れています。過去には、シートヒーター(特に、モデル3のスタンダードレンジのリアシートなど)にも課金していました。しかし、テスラはその後2022年に後部座席のシートヒーターへの課金を停止しました。
テスラがこれらの機能に課金することが確実な訳ではないですが、グリーン氏の調査結果によると、ソフトウェア・アップデートにそのロジックがすでに組み込まれており、その考えをテスラが持っているようです。もし実現すれば、テスラが前席シートヒーター(あるいはワイパー)を有料化する初めてのケースとなります。
テスラは、モデル3の基本価格をさらに下げる一方で、車両販売後に追加収入を得る可能性を考慮し、これらの機能をソフトウェアで制御することを検討している可能性があります。シートヒーター、室内照明、サウンドシステムなどの便利な機能は、これまでテスラがコスト削減のために行ってきたものです。
ソフトウェア・アップデートにおけるもう一つの驚くべき発見は、モデルYのスタンダードレンジのバッテリー容量がソフトウェアでロックされているようだということです。お伝えしたように、テスラは過去にもこの方法を取ってきました。この特別な決定は、モデルYの整備が困難なストラクチュラル・バッテリーパックを利用した結果である可能性があります。つまり、テスラにとっては、異なるグレードや航続距離のためにそれぞれ生産を変更するよりも、グレード間で一貫した生産方法を維持し、バッテリーパックをソフトウェアで制御する方が安価であるという判断ということです。
現在のところ、この機能の価格がいくらかかるのか、テスラの在庫にある中古車にも適用できるのか、どれくらいで実装できるのかについては言及されていません。
前述の通り、グリーン氏の発見は、テスラがシートヒーターとワイパーヒーターの有料モデルへの切り替えを行うということではありません。また、典型的なテスラ流では、テスラがこれらの機能を有料化することを選択した場合、後部座席のシートヒーターで何が起こったかと同じように、後々それが無料機能にならないという保証はありません。
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