テスラ、ソフトウェアアップデートで安全性向上のためハザードランプの機能追加

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Credit:ESS
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テスラは、これまでも常にソフトウェア・アップデートにより安全性を大幅に向上させてきました。すでに地球上で最も安全な車であるとされるテスラが、テキサスに拠点を置く小さな会社のおかげで更に安全になりました。この記事では、安全性の向上に焦点を当てると同時に、旧来のやり方に果敢に挑戦したエマージェンシー・セーフティ・ソリューションズの活動にも拍手を送りたいと思います。

一夜にして進化: ゲームチェンジャー

北米テスラは以下のように新しい安全機能のソフトウェアアップデートを発表しました。

「エアバッグが展開した場合、ハザードランプが自動的に作動し、視認性を高めるためにハザードが素早く点滅します。テスラの新しい安全機能は、無線ソフトウェア・アップデートによってアップロードされました。あなたが寝ている間に、あなたの車はより良くなりました。」

1年前にスポットライトが当たったエマージェンシー・セーフティ・ソリューションズ社(ESS:Emergency Safety Solutions)とのパートナーシップのおかげで、テスラ社の安全性がより良くなりました。設立からわずか5年のこの小さな会社は、テスラモデル3を使い、70年以上も変わらなかったハザードランプシステムの進歩「H.E.L.P.」を提供しました。何度も研究を重ねた結果、同社はハザードランプのすべてを変更し、その成果をテスラに提案しました。

ゾッとする頻度

アメリカの道路では7分に1台の割合で車両が事故に巻き込まれています。その結果、年間15,000人が負傷または死亡しています。

ハザードの欠陥

この驚くべき数字の背後にある主な原因の一つは、70年以上更新されていないハザードランプシステムです。

解決策

フラッシュの周波数を1.5Hzの低速システムから4Hzから6Hzに調整することで、ドライバーの注意力を非常に高めます。ヘルツは周波数の単位で、1秒あたりのサイクル数に等しく、この場合、点滅の回数は1秒間に1.5回から4~6回に増加します。

実際の結果

5Hzの点滅頻度でテストしたところ、ドライバーの事故車に対する反応は12秒も速くなりました。さらに、旧型よりも3倍以上早く問題を認識し、また、障害車両に対して安全側に車線変更するドライバーの数も劇的に増加しました。

エマージェンシー・セーフティ・ソリューションズ社もXに次のように投稿しています。

「私たちはテスラとのパートナーシップに感謝し、最も必要な時にドライバーを保護するという私たちの使命におけるこの大きなマイルストーンに拍手を送ります。」

ソフトウェア・アップデート

ESS社のHELP

テスラはXへの投稿の中で、このアップデートは米国でモデル3/Y車および新型モデルSとXに展開中であるとしています。テスラがこの機能強化をアップデート2023.32で提供するという意味なのか、それとも現在従業員テスト中の次期アップデート2023.38に含まれるという意味なのかは不明です。H.E.L.P.はアップデート2023.38で実装される可能性が高いですが、米国内の車両のリリースノートはまだ届いていません。

さらなるH.E.L.P.の登場

ESS社とテスラのパートナーシップにより、さらなる安全性の向上が期待されます。同社は、ハザード・エンハンスト・ロケーション・プロトコル(H.E.L.P.)を開発しました。H.E.L.P.は稲妻のような速さで点滅するだけでなく、カーナビゲーションや携帯電話のナビゲーション・システムとシームレスに統合し、ドライバーに潜在的な危険を事前に知らせます。テスラに第六感を与えるようなものです。

残念ながら、より多くの自動車メーカーがこの新しいシステムに乗り出す必要があるため、それには時間がかかるでしょう。しかし、私たちが気づいたように、自動車メーカーはいくつかの面でテスラのリーダーシップに従っており、今後交通安全を高めるため、こうした先進システムを導入する可能性もあります。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・一部補足・編集して作成しています。

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