中国の放置された電気自動車から得られる教訓は、EVがうまくいかないということではありません。
確かに実際に放置されている
先月あたりから、「中国に放置された何千台もの電気自動車」に関する動画や記事を目にする機会が多くなりました。EVを否定する人たちは、そのような話題を利用して、電気自動車は失敗するだろうと主張しています。しかし、この不幸な状況から得られる教訓は、実はそうではありません。
まず第一に、中国の都市周辺の野原に何千台、もしかしたら何万台もの電気自動車が放置されているのは事実です。しかし、そのほとんどが、中国で失敗したカーシェアリングやライドヘイリングサービスの一部だった全電動車です。
インサイド・チャイナ・オートは最近、いわゆる「中国のEV墓場」のひとつを映したビデオを投稿しました。
案の定、この「中国のEV墓場」にはネタVやBAIC BJEV EC3の電気自動車がたくさんあり、それらはほとんどライドヘイリングやカーシェアリングサービスで使われていました。ここ数年、中国ではいくつかのカーシェアリング会社が、都市部に数千台の低走行EVを配備した後に倒産し、これらの車は宙に浮いたままになっています。これらの放置された車両は新車で、電気自動車に対する政府の補助金を利用しようとした企業の例だと指摘する声もあります。
少なくともこの例では、そうではなさそうです。実際にひどく損傷しているものもあり、それはカーシェアリングプログラムに参加している間、あまり手入れがされていなかったことが原因かもしれません。また、そういう状況から放置されたEVを改めて販売することは困難である可能性が高いです。実は、同じような光景は、中国各地の約半数の都市で目撃されています。
EVは内燃機関車より優れている必要がある
では、何が教訓なのでしょうか?これはEVが失敗するということではありません。まずは、何百万台もの電気自動車がある中国で、2万台以下のEVについて話しているということもあります。
第二に、これは「劣悪なEV」が失敗したという話です。そのほとんどが航続距離100マイル未満で、その多くが航続距離50マイル未満です。
カーシェアリング会社は、このような車を都市に溢れさせれば利用されると考えていましたが、実際はそうではありませんでした。特に、公共交通機関を使えば、その都市では一般的に早く目的地に着くことができるのに。
ですから、ここでの教訓は、EVは内燃機関車よりも優れた乗り物であることによって成功するのであって、これらのような劣った製品ではないということです。また、カーシェアリングやライドヘイリングサービスを利用しても、製品が優れていないことを補うことはできません。
この状況で最も悲しいのは、これらの車両がリサイクルされずにただ放置されているという事実です。誰かがその対策に乗り出すべきだと考えられます。
この記事はこの投稿を引用・翻訳・一部補足・編集して作成しています。
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