テスラ(NASDAQ:TSLA)とゼネラルモーターズは、以下の2つの合意を発表しました。一つは、テスラが独自に設置した北米の12,000ヶ所もの急速充電ネットワークをGMに開放し、それに加えてGMのEVにテスラ独自のNACSコネクタを採用するという取引のことです。これを受けてウェドブッシュ証券は6月9日にテスラ株式の目標株価を上方修正したと同社のアナリストは述べています。
直近の株価上昇理由
昨日、GMはフォードに続いて2番目にテスラと提携した既存大手自動車会社となり、今後順次GMのEVはテスラの12,000ヶ所のスーパーチャージャーでアダプターを介して充電アクセス可能になります。
更に2025年には、GMのEV車両のコネクターにテスラの規格であるNACS規格が適用され、アダプターが不要となり、正式にかつ簡単にテスラネットワークのスーパーチャージャーにアクセスできるようになる予定です。
この株価上昇の動きは、ここ数週間のテスラ株の強気指標の一つに過ぎず、最初のものは、数週間前に同社がフォードとほぼ同じ取引を行ったことから始まっています。また先週は、テスラはモデル3の全ラインナップが米国で7,500ドルの税額控除を満額受けることができるようになったことを公式に発表しました。
目標株価の上方修正
現在、テスラはGMとの取引により株価を再び上昇させており、アナリストはそれに応じて目標株価を調整しています。
ウェドブッシュ証券のダン・アイブズ氏もその一人で、彼は6月9日に同社の目標株価を215ドルから300ドルに変更する一方、「アウトパフォーム」の評価を改めて示し、イーロン・マスクCEOの巧妙な戦略を理由に挙げています。
スーパーチャージャーネットワーク、エネルギー事業、AIによる自動運転、比類のないバッテリーエコシステム、規模の拡大など、テスラの総合的なストーリーがさらに現実味を帯びてきたことから、テスラの目標株価を215ドルから300ドルに引き上げ、引き続き「アウトパフォーム」を継続することとしました。
アイブズ氏は投資家へのレポートで以下のように述べています。
「GMは、フォードに続いてテスラのプールに飛び込みました。テスラは実質的に米国国内の充電ネットワークのエコシステムを所有しており、GMだけでなくフォードも、今後数年間のEV戦略や幅広いEV野望の成功のためにアクセスを必要としているからです。」
さらに、アイブズ氏は、テスラがスーパーチャージャーの話によって、ライバルにネットワークを開放することで、テスラのサービス収入にさらに30億ドルの売上が追加され、「会社にとって大きなマネタイズの機会」を利用していると考えています。
テスラの目標は常に持続可能なエネルギーへの移行を加速させることであり、スーパーチャージャーネットワークの開放は、最終的にはすべてテスラの計画の一部です。
テスラのスーパーチャージャーネットワークが他社に開放されたことに加え、アイブズ氏は、テスラが年内に累計180万台の納車台数目標に達するとの考えを改めて示しました。
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