米国運輸保安局も認めるテスラの安全対策、新車への「テスラ型」自動緊急ブレーキ義務付けを提案

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米国運輸保安局(NHTSA)は、パワートレインに関係なく、すべての新車に自動緊急ブレーキ(AEB)と歩行者AEBシステムを義務付ける新しい安全基準を提案しています。こうした機能はテスラ車に標準装備されており、モデル3およびモデルYといった普及一般車両の安全評価に貢献しています。

毎年約360人の命を救い、24,000人の怪我を防ぐ

自動緊急ブレーキAEBシステムは、さまざまなセンサー技術やサブシステムを使用して、車両の前方にある物体を検出し、ドライバーが衝突までの時間内に反応しない場合にクルマが自動的にブレーキをかけます。

歩行者用AEBシステムは、歩行者を検知し、必要に応じて自動的にブレーキをかけることができます。AEBの自動車への実装により、長年にわたり数え切れないほどの人命が救われてきたことは間違いありません。

米国運輸保安庁は、今回の新基準案によって、毎年約360人の命を救い、24,000人の怪我を防ぐことができると推定しています。米国運輸省長官ピート・バティギエグ氏は、この件に関する考えを以下のように述べました。

「今日、私たちは、すべてのアメリカ人の命を救い、道路をより安全にするために重要な一歩を踏み出しました。シートベルトやエアバッグのような前世代からの人命救助のための技術革新が安全性の向上に役立っているように、自動車やトラックに自動緊急ブレーキを義務付けることで、私たち全員が道路をより安全に走ることができるのです。」

この提案が可決されれば、自動車メーカーは今後3年以内に今回提案された基準に従うことになり、新車にこの安全機能を搭載するのに十分な期間となります。米国運輸保安庁によると、この義務付けはまた、「すべての自動車が時速100kmまで前方車両との接触を避けながら停止できることを義務付ける 」とされています。

テスラが先んじるAEB

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テスラのAEBは最近、「横から」や「斜めから」の障害物にも対応するようにアップデート
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このことを考えると、テスラの車両は、安全性に関しては、標準より一段と優れていると思われます。最近のテスラのアップデートでは、なんといっても自動ブレーキの作動速度が時速124マイル(時速約200km)まで引き上げられました。また、この機能はバックでも機能するようになりましたし、テスラが車両を改良し続ける傾向にあることを考えると、同社が今後さらにAEBシステムを改良してもおかしくはないでしょう。

AEB義務化案に関する米国運輸保安庁のプレスリリースは、こちらでご覧いただけます。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・編集して作成しています。

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