テスラモデルSが発売されてから10年以上が経過しましたが、このオール電化セダンは、同業他社の安全性のベンチマークとなる存在です。このことは、最近、ユーロNCAPが発表した2022年の「最優秀クラス」車のリストに、モデルSセダンとモデルYクロスオーバーが含まれていることで証明されています。
ユーロNCAPがレポートしたように、星評価は異なるカテゴリーの自動車間で実際に直接比較することはできません。この点を考慮し、各セグメント内で真に安全性の高い車両を示すために「最優秀クラス」リストが発表されます。ユーロNCAPの「最優秀クラス」比較は、各暦年で行われ、同じ基準で車両を評価することが可能で、ユーロNCAPの星評価への要求は年々厳しくなっているので、これは非常に有効な評価基準です。
ユーロNCAPでは、「最優秀クラス」を決定するために、いくつかの分野の安全性評価のスコアを加重平均して算出しています。成人乗員、子供乗員、歩行者、セーフティアシスト、この合計が、セグメント内の自動車を比較する際の基準となるのです。なお、「最優秀クラス」は、標準的な安全装備の評価のみに基づいており、オプションで提供される追加の安全装備や機能は、ユーロNCAPの 「最優秀クラス」ランキングでは考慮されません。
テスラのモデルSやモデルYが、そのクラスで本当に優れたパフォーマンスを発揮した理由のひとつは、ここにあると思われます。テスラは、安全システムを標準装備する傾向があり、強化型オートパイロットや完全自動運転といった高度な機能のみを顧客向けの追加オプションとしています。テスラモデルSがユーロNCAPの「エグゼクティブカー」と「ピュアエレクトリック」の両カテゴリーで2022年の「最優秀クラス」と判定されたのは、当然のことで、市場における競合他社の増加を考慮すると、これはモデルSにとって驚くべき偉業といえるでしょう。
一方、モデルYは、ユーロNCAPの「小型オフロード」セグメントで「最優秀クラス」と判定されました。モデルYが「オフロード」車とは言い難いことを考えると、これは非常に興味深いことです。しかし、同クラスの他のクロスオーバーSUVと比較すると、モデルYの安全性は間違いなく一段と優れています。そのことは、最近、カリフォルニア州のデビルズ・スライドでモデルYが崖から250フィート(約153メートル)落下するというショッキングな事件で示されました。この事故では、2人の子どもを含む4人家族が乗っていたのですが、後に警察が事故が心中を図った意図的なものであったことを指摘しています。この事故に駆けつけたレスキュー隊は、2人の子どもが軽度から中程度のケガで済んだことに衝撃を受けました。大人2人も無事で、運転していた父親は退院後、逮捕される見込みです。
ユーロNCAPのプレスリリースでは、テスラの安全性における輝かしい実績について以下のように述べられています。
「テスラは、そのデザインと理念により、欧州の自動車市場に大きなインパクトを与えています。同社は、安全性能においてもブランドの名を轟かせることを決意しているようです。テスラモデルSとテスラモデルYは、成人乗員保護性能で高い成績を収め、セーフティアシストでは両車とも今回のリストで最高得点の98%を達成しました。テスラモデルSは、ピュアエレクトリックカテゴリーにおいてもクラス最高の達成率を誇っています」
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