車内カメラを使ったテスラのドライバーモニタリングシステムは、より厳しく、より強固に

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Credit:Tesla
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テスラは、自動車の運転中のドライバーの行動を追跡するために、ドライバー監視をより厳格かつ強固なものにしようとしており、オートパイロットで運転していない間についても、自動車の運転者の挙動を追跡する予定のようです。

全ては車室内カメラから

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CREDIT: ANDY SLYE/YOUTUBE

テスラは漫然運転をなくすために様々な戦略を駆使してきましたが、その中でも特に大きかったのが車室内カメラの導入で、ドライバーの目の動きを追跡することで睡眠などを捉えることができるようになりました。また、運転手が携帯電話に気を取られている場合も判別できます。

すべては、数年前のモデルからバックミラーの近くに設置されたテスラのキャビンに面したカメラによって追跡されます。車室内カメラを取り付けて以降、テスラはドライバーのトラッキングにさまざまな改良を加え、注意散漫な運転に対して、オートパイロットを利用している可能性のある人の使用を無効にすることで罰則を強化するなどの対応をしています。

通常の自動車であれば、漫然運転による事故は頻繁に起きますが、テスラとなると少し違います。同社はオートパイロットやFSDといった運転支援パッケージを開発し広く普及しているため、何らかの事故が発生すると、メディアの記事はすぐにそのオートパイロットやFSDといった運転支援機能が事故の原因であると指摘するのです。テスラは、最近のいくつかの事例において、不正行為の疑いが晴れています。

自動運転中以外も監視対象

今回、テスラ関連ソフトウェア・ハッカーとして有名な@greentheonlyによると、テスラは今後はより多くのドライバーの行動を追跡するようになるようです。

テスラはドライバー監視システムをアップグレードし、ドライバーが走行中に何回あくびをしたか、何回まばたきをしたか、どれくらいの時間だったか、ドライバーの姿勢などを確認し、これらのデータを使って運転者の眠気を計算しようとしているのだそうです。

この変更は、オートパイロットを使用しないドライバーにも適用され、自分で車を運転しているドライバーを監視することも意図されています。

テスラは、(カメラによる)ドライバー監視を大幅に強化する計画のようです。
ドライバーは最近何回あくびをしたのか、瞬きを何回したのか、その長さはどれくらいか、体の傾きはどうか、といったようなことを追加で追跡しているようです。これらはすべて、ドライバーの眠気を計算するためのものです。
しかし、オートパイロットを使用していないときでも、運転がどの程度安定しているか、レーンキープアシストの警告や修正が最近何回あったかを見ることで、これを適用することも計画しているようです(この対応は非常に正しい動きです!)。

@greentheonlyによると、このコードは追加されているのですが、テスラは今のところユーザーインターフェイスに何も表現していないので、この記事を書いている時点では変更は有効になっていないようです。

今回のソフトウェア・コードを有効にするのが遅れているのは、いくつかのことが関係している可能性があります。@greentheonlyは、まだテスラが、オートパイロットを使用していない間、ドライバーが車両を操作するのに不適当と判断する行動の数や頻度を決定することを目的としている可能性があると述べています。

このアップグレードが適用されれば、自動緊急ブレーキシステムの変更など、テスラが最近行ったいくつかの安全機能の強化の強力な一環となるでしょう。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・編集して作成しています。

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