テスラは米国の自動車メーカーということもあって、クルマへのいたずら、迷惑行為、果ては盗難まで様々なトラブルに対する防犯機能が充実しています。特に、この「セントリーモード」は車体本体だけではなくテスラアプリの側のソフトウエアアップデートにより、どんどん機能向上しています。
セントリーモードとは
テスラのHPに記載によると、以下のように説明されています。
セントリーモードは、テスラ車が特定の場所に駐車されロックされている場合に、周囲の不審な動きを監視する機能です。疑わしい動きが検出されると、脅威の深刻度に応じて車両が反応します。 重大な脅威が検出されると、車両のカメラが録画を開始し、警報システムが作動します。不審な動きがあったことを通知するアラートがテスラアプリへ届きます。
セントリーモードは、テスラのカメラベースの車載アラーム・監視システムで、車両付近の潜在的な脅威を検知することが可能な仕組みを提供する機能です。セントリーモードを有効にすると、車両の近くにいる人や侵入者を検知した際に、5つのカメラで録画します。
この警戒モードは、段階があり一定レベルを超えると、爆音でロック調のバッハ、トッカータとフーガニ短調が流れることで有名です。(下の動画)
クルマが燃えながらもセントリーモードが記録した映像
今回のセントリーモードの動画は、ある男性、そして極度に燃えたテスラ車を巻き込んだ衝撃的な事件で、モデルSのオーナーが捜査当局を味方につけるのに役立ったそうです。この事件では、テスラモデルSが放火によって燃やされることになりました。
J.R. ハリストン氏は、ワシントン州スポケーンに住む友人を訪ねていたところ、自分の車が燃えているのを見つけた、と述べています。車のセントリーモードのビデオで見ることができるように、男が2つのガソリン缶のようなものを持ってモデルSに近づき、そして、男はその液体をテスラに浴びせた後、数秒後、車は炎に包まれました。
「政治的な理由であれ、何であれ、何かに火をつけたいなんて、自分には考えられない。」と、ハリソン氏は地元ニュースのKREM2に語っています。
ハリソン氏は、この事件に関して非常に失望していると述べています。テスラモデルSを所有してまだ1年余りであり、この車は彼の夢の車であったとのことです。さらに追い打ちをかけるように、この事件の動機は今のところ報告されていない状況です。
また当初は電気自動車に特有の火災という扱いを受けており、このモデルSのオーナーいわく、当局が本当に助けてくれたのは、テスラのセントリーモードのビデオを見た時からだった、と話しています。
「警部補や保安官など、報告書や写真撮影などをする人がいるのですが、彼はバッテリーが爆発したとか、自然発火したとか、放火だということを否定しようとしたんです。私は、「そんなことはあり得ない。そんなことはあり得ない」と言ったんです。セントリーモードの映像を見せたら、『ああ、そうか、放火だ、間違いない』ってね。それからというもの、彼らは非常に親切になったのです。」
ハリソン氏は自分の車の運命に非常に失望しており、少なくとも容疑者が見つかって責任を取らされることを望んでいる、と述べました。
「願わくば、少なくとも犯人が見つかるといいんだけどね。だって、もし歩きまわっていて、物に火をつけているような男がいたら、直ちに路上から連れ出す必要があるからね。特に、あの辺りには友達もいるから。放火以上のことを狙っていないことを祈るけど、わかりませんね。」
この事件に関するニュース映像は以下からご覧いただけます。
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