テスラは、マーケットシェアに関して、電気自動車セグメントだけでなく、すべての乗用車によって評価されたい、とCEOのイーロン・マスク氏とCFOのザッカリー・カークホーン氏は、水曜日に行われた2023年第1四半期の決算説明会で断言しました。
確かに、テスラの電気自動車のマーケットシェアは、例えばアメリカでは減少しているのですが、停滞している市場の中で絶対数がまだまだどんどん増えているために、自動車市場全体でのシェアは上昇しています。テスラのレポートによると、2023年第1四半期にはすでにヨーロッパでモデルYが全ドライブタイプの中で最も売れた、とさえ言われており、通年では、世界中で同じことが起こる可能性があります。
モデルYを年間35万台以上生産するギガファクトリー・ベルリン
モデル3と合わせると、テスラは今年第1四半期に412,180台の量販タイプの電気自動車(モデル3とモデルY)を納車しました。このうち、モデルYが何台を占めるかは個別に示されていないのですが、明らかに過半数を占めたと思われます。市場調査の数字によると、テスラ・モデルYは今年2月には早くも欧州でベストセラーとなり、そして、今回の四半期報告書にあるように、今年1~3月の累計でもこのポジションを確保しています。米国でも同様ですが、米国市場は特殊で当面はピックアップトラックを乗用車と見なさない場合に限ってモデルYがトップということになっています。
ベルリン近郊のグリューンハイデにあるドイツのギガファクトリー・ベルリンが、この結果に非常に貢献しました。テスラは3月末に初めて1週間で5000台のモデルYを生産したと発表しましたが、これは1年間で25万台の生産能力となり、マスクCEOの定義する大量生産のレベルに到達することを意味します。
四半期報告書によると、このギガファクトリー・ベルリンは2週間後にスタートした米国ギガ・テキサス工場に比べ、依然として生産量で優位に立っています。四半期決算説明資料によるとグリューンハイデのモデルYの生産能力は「35万台以上」、テキサスのそれは「25万台以上」と記載されています。
テスラ・モデルYは、2022年には早くも世界的なベストセラーの座に迫っていました。市場調査会社の評価によると、その年の販売台数は75万8000台で、4位ということでした。フロントランナーは引き続きトヨタ・カローラで、110万台という好調な販売台数でした。しかし、今年の第1四半期にその販売台数が大幅に増加しない限り、テスラは初めて「世界で一番売れるクルマ」になるかもしれません。
テスラ関連の分析家@troyteslikeは、この期間のモデルYの販売台数を約28万7,000台としており、2023年の残りの期間にさらなる成長がなくても、カローラの2022年より多い台数になると予測しています。
テスラのボスはベストセラーの上昇を予測した
つまりトヨタ車の車種別世界販売台数が出揃えば、テスラが電気自動車モデルYで、暦年の1位であったトヨタ・カローラを初めて四半期で追い抜いたことが明らかになるかもしれません。しかも、分析家@troyteslikeは、大多数のアナリストとは異なり、テスラの販売台数は今年も増加し続けると予想しています。彼は、モデルYの販売台数は2023年全体で約119万台になると予想しており、これは昨年のカローラを10万台近く上回ることになる数字です。
マスクCEOは2021年4月、テスラが第1四半期に約6万台を納車したことを受けて、2023年についてはモデルYが全車種の中で世界一の販売台数になる可能性があるとすでに予測していました。
この記事はこの投稿を引用・翻訳・編集して作成しています。
テスラ関連の最新記事を毎日AM7:00にアップしていますので、過去のニュースはこちらを参照ください。
▼▼テスラ 紹介コード は以下から▼▼
人気記事
新着記事
※免責事項:この記事は主にテクノロジーの動向を紹介するものであり、投資勧誘や法律の助言などではありません。また、記事の正確性を保証するものでもありません。掲載情報によって起きたいかなる直接的及び間接的損害に対しても、筆者・編集者・運営者は一切責任を負いません。また、運営者はテスラ株式のホルダーです。