テスラのバッテリーサプライヤーであるパナソニック、米国で新工場探索中

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Credit:Pansonic
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テスラの主要なバッテリーセルのサプライヤーであるパナソニックは、先日発表した米国での新工場建設に再び乗り出すようです。

テスラが2000年代初頭にバッテリーサプライヤーを探したとき、電気自動車に搭載するリチウムイオン・バッテリーセルをテスラ社に売りたがる企業はありませんでした。当時、リチウムイオン・バッテリーは主に家電製品に使用されており、バッテリーメーカーは自動車に搭載するリスクとリターンを嫌っていたのです。

そうした状況の中、パナソニックはテスラへの供給に挑戦しましたが、これは今となっては間違いなく最良の決断でした。

テスラの成功により、車載バッテリーはパナソニックの最大の成長要因となりました。このパートナーシップを発展させ、日本の製造会社はテスラと共にネバダ州に巨大なバッテリー工場を建設しました。昨年、パナソニックは、テスラにさらに多くのバッテリーセルを供給するため、米国カンザス州にバッテリーセル工場を建設する計画を発表しました。

そして更に現在、日経は、パナソニックがすでに米国に別のバッテリー工場の設立を検討していると報じています。

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Credit:Tesla

パナソニックの持株会社であるパナソニック・ホールディングスは、オクラホマ州と他の2つの州を大規模な投資先として検討しており、米国内で電気自動車用バッテリーの生産を増強する計画です。

この工場がテスラへの供給を目的としたものであるかどうかは今の所明らかではありません。テスラは、パナソニックの最大の顧客である電気自動車メーカーで、以前はパナソニックから入手可能なバッテリーセルはすべて購入する、と述べていました。

パナソニックが昨年発表した工場建設には、オクラホマ州も候補に挙がっていたとされるのですが、カンザス州が誘致に勝利しました。

そして、オクラホマ州は再び候補に挙がっていると言われていますが、パナソニックは再びカンザス州かネバダ州にバッテリー生産施設を建設することを決定する可能性もあると、同誌は報じています。また、パナソニックはカナダとメキシコでのバッテリー投資にも前向きであるとの件も報告されています。

この2年間、バッテリー製造の発表が相次いだとはいえ、最近、米国に新工場を建設すると発表したパナソニックでさえ、こうしたさらなる発表があってもおかしくはない状況といえるでしょう。最近、パナソニックがカナダのケベック州に工場を建設しようとしているという噂もあります。

バッテリー工場は今、「お金を生み出す機械」であることを考えると、同社がすぐに発表しても驚くようなことではありません。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・編集して作成しています。

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