ムーディーズは、テスラの旧Ba1コーポレートファミリー格付、Ba1-PDデフォルト確率格付、およびSGL-1投機的等級流動性格付を取り下げました。この件についてムーディーズは以下のように述べています。
「今回の格付けは、テスラが世界的なプレゼンスを拡大し、非常に高い収益性を持つバッテリー電気自動車の主要メーカーの1つであり続けるというムーディーズの予想を反映しています。また、今回の格上げには、テスラの慎重な財務方針や経営陣の業務実績など、ガバナンスに関する考慮も含まれています」
テスラは、2019年にモデル3を電気自動車市場に投入して以来、飛躍的な成長を遂げてきました。モデル3の翌年、テスラは上海にギガファクトリーを設立し、電動SUVであるモデルYをリリースし、現在、テスラはギガファクトリー・ベルリンと新本社であるギガファクトリー・テキサスで生産を強化しているいという状況です。
また、セミの生産も開始し、今年中にはサイバートラックの納入も予定されています。テスラの世界市場におけるプレゼンスは、次世代車の生産拠点として建設が予定されているギガファクトリーメキシコでも再び高まると予想されます。
テスラのBaa3格付けが意味するもの
ムーディーズのBaa3格付けにより、テスラは投資適格ランキングに入るということになります。ムーディーズのランキングは、長期と短期のカテゴリーに分かれています。Baa3の格付けは、投資適格発行体の長期カテゴリーに属します。Baa3格付けは、短期ランキングではプライム3(P-3)に該当します。
短期格付けは、企業の短期的な債務返済能力を判断するものです。P-3の格付けは、テスラの短期的な債務返済能力が許容レベルであるとムーディーズが考えていることを意味します。
一方、長期格付けは、当初の償還期間が1年以上の固定利付債に関する企業の相対的な信用リスクについて評価しています。テスラの格付けがBaaであることは、同社が中程度の信用リスクにさらされているとムーディーズが考えていることを意味し、Baa格付けの企業は、投機的な性質を持つ可能性のある中級グレードとみなされます。
長期格付けには、1~3の数値修飾子が付されます。テスラの修正記号「3」はジェネリック格付けの下限に位置し、修正記号「1」は上限に位置しています。
以下のツイートは米国でのアップルやマイクロソフト、グーグル、アマゾン、NVIDIAがムーディーズの投資格付け適格とされてからの株価の変化です。
米国主要銘柄、ムーディーズ投資適格格付け組み入れ後の株価動向
テスラ編入日は米国時間基準(03.20)
グーグルを除き軒並み1000%を超えていますが、さて、テスラ株はどうなることでしょう。
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