テスラ、中国での登録台数が急増し、株価は格下げを免れる

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中国でのテスラ(TSLA)の保険登録台数は先週も増加し、テスラの主な競合先となっているBYD(BYDDF)の販売が停滞する中、3週連続で増加しました。その結果を受けてテスラ株は火曜日に上昇しました。

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テスラの2023年3月6日から12日までの週の保険登録件数は17,032件で、前週の13,266件から28%増となりました。テスラ中国は先週、モデルYの登録件数が11,336件、モデル3の登録件数が5,696件という結果で、この保険登録台数は、中国における新車販売台数の事実上の指標となるものです。

中国におけるテスラの保険登録台数は、2月20日から26日の週にその数が前週比でほぼ倍増して以来、着実に増加しています。テスラの中国での保険登録台数は、2月6日~12日の1カ月前の6,963台と比較して144%急増し、この週の登録台数は、中国全土にわたる旧正月の休暇のため、販売が停滞していました。

一方で、テスラの上位競合他社は先週、保険登録数の減少を記録しました。

絶対数でテスラより多いのですが、BYDの保険登録総数は37,141件でした。この中国に本拠を置くこの電気自動車大手は、2月27日から3月5日までの1週間の保険登録件数が4.6%減少するという結果でした。BYDのディーラーは最近、多くのモデルで価格を引き下げ、テスラが始めた中国の大きな価格戦争に加わり始めました。

BYDが90%、メルセデス・ベンツ(DDAIF)が10%出資する高級EVメーカーのデンザは、先週の保険登録件数が1853件で、7%減少した前週に比べ2%増加しました。

中国EV新興企業のLi オート(LI)の登録台数は32%増の4,243台、NIO(NIO)の登録台数は35%減の2,170台、XPeng(XPEV)の登録台数は15%増の1,635台という結果でした。

テスラ株は0.6%増の174.48で月曜日を終え、今回の中国での保険登録台数が公表された3月14日の火曜日には市場取引中に5%増の183.26に跳ね上がりました。

テスラ中国、2月の販売台数が急増

中国乗用車協会が先週金曜日(3月10日)に発表したデータによると、2023年2月のテスラ中国の販売台数は前年比で堅調に増加しているようです。

テスラは先月、74,402台の中国ギガ上海工場製車両を販売しました。これは今年の1月と比較して13%近く増加し、昨年の同時期の56,515台と比較して32%の販売台数増となります。モデル別の内訳としてはモデルYを51,412台、モデル3を22,990台販売しました。そのうちの大半(54%)は欧州やアジアなどに輸出されたものです。テスラが2月に輸出した車両は40,479台で、1月と比較して3%以上増加し、1年前と比較して22%増加しました。つまり、テスラは月間を通じて33,923台を中国で国内納車したことになる。テスラは通常、各四半期の前半に輸出に注力するのが通例です。

他の中国のEVメーカーも、ほとんどが2月の販売台数が1月比で大幅に増加したと報告しています。

テスラの株価

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Credit:Tesla

テスラは先週、12.3%下落し、大きく売られました。しかし、テスラ株は金曜日に10週移動平均線のサポートラインで下げ止まりました。

今週月曜日、ウォルフ・リサーチ社はテスラを「アウトパフォーム」から「ピアパフォーム」に格下げし、同社はテスラの目標株価を定めませんでした。アナリストのロッド・ラッシュ氏は、シリコンバレー銀行の破綻がマクロ的な圧力になっていると述べています。

ラッシュ氏は、現在の経済環境は、消費者が経済的に安定するまで自動車購入を控える可能性があるため、特に米国のEVメーカーに影響を与える可能性があると投資家に語っっています。

「私たちは、テスラの素晴らしいコスト競争力を確信しており、それが長期的に素晴らしい成長を促進するはずです。しかし、我々はマクロ的な課題に対する懸念も徐々に強まっているのです。」

ウォルフ・リサーチ社のテスラ株の格下げは、先週、投資銀行のベレンベルグ社がテスラをそれまでの「買い」から「ホールド」に格下げしたことに続くものです。同時に、アナリストのエイドリアン・ヤノシック氏は、テスラの目標株価を200から210に引き上げました。これは3月13日月曜日の終値より約17%高いものになります。

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