日産自動車、アリアの生産が計画より3分の1に激減…

Nissan-Ariya TESLA News
Credit:NISSAN
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日産自動車は最近、電気自動車の市場投入に向けた取り組みを強化すると発表したにもかかわらず、日産自動車初の電動SUVである日産アリアの生産は、計画より3分の1不足している状況となっています。

日産は、最初の大衆向けEVの1つとして2010年に発売したリーフで早くから世界のEV市場でリードを確立した後、2020年に2番目の市販電気自動車となる電動SUVアリアを発表しました。

2018年に欧州全域で電気自動車のトップセラーに登りつめたリーフは、その後、テスラ、フォード、GM、ヒョンデ、フォルクスワーゲンなどの自動車メーカーの新しい完全電気自動車(BEV)が市場に投入され、徐々に影を潜めている状況と言えます。

日産アリアは、日産ブランドに改めて命を吹き込み、2021年からの新しい時代へと運ぶために設計され、何度かの延期を経て、昨年ようやく希望小売価格43,190ドル(米国)で発売されました。

今週初め、ステアリングホイールが緩んだり完全に外れたりする事故が3件発生したため、日産が「慎重を期して」1,063台のアリアを自主的にリコールしていると報じられました。

ロイター通信の新しい報道によると、日産アリアは、部品の供給不足で生産に支障をきたしており、新たな後退局面に直面しているとのことです。

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日産アリア生産ボトルネック

この問題に詳しい3人の情報筋とロイター通信が確認した計画レポートによると、日産アリアの生産は、少なくとも計画レベルの3分の1をも下回っているとのことです。

日産の新しいEVパワートレインのアプローチには、電気自動車とハイブリッドモデルの生産を同じラインで行うことが含まれているのですが、このことは「極めて、極めて高いチャレンジ」であることが、情報筋の一人によると判明しています。

さらに、1月に中国のサプライヤーである無錫市のウェルニュー・マイクロエレクトロニクス社の工場で火災が発生した後、日産は電子部品用のメッキの不足に直面している状況のようです。

アリアは、日産が最初に打ち出したEV戦略「アンビション2030」の一部であり、その後、日産は、10年後までに19の新しいEVを含む電気自動車を提供するよう強化するためにこの中長期ビジョンを更新しました。

日産は、アリアEVを1日あたり約400台、年間10万台以上生産することを目標としていましたが、今回の部品供給と生産のボトルネックにより、それを大幅に下回ることが予想されます。

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