テスラが米国で3月1日水曜日に開催するインベスター・デイは、世界の電気自動車へのシフトを後押しする持続可能社会の実現の基礎を築くものですが、このイベントに対する期待はまさに記念碑的なものだと、ウェドブッシュ証券のダン・アイブズ氏は月曜日に投資家向けのレポートで述べています。
テスラは今週、ギガファクトリー・テキサスでインベスター・デイを開催し、中長期の戦略を示すマスタープランPart3の詳細や、すでに開発中とされる廉価版モデル、いわゆるモデル2に関する情報など、同社のロードマップにおける数々の新展開を明らかにするとみられています。
さらに、サイバートラックの初期生産時期やクラス8電動トレーラー・テスラセミの納期、新型4680バッテリーセルの生産状況などについても、このイベントで明らかにされる見込みです。アイブズ氏は、これらの詳細が当日の成功に欠かせないと考えているようですが、最終的に2030年までに世界で年間2,000万台の電気自動車を生産する計画を持つテスラが、新たなグローバル展開に向けた生産能力の拡大や新工場建設について、さらに詳細な情報を提供することになります。
「マスク氏による次の「マスタープランPart3」は、先を見据えたより広範な戦略的ロードマップへのさらなる洞察を与え、EVへのシフトに伴う持続可能社会の実現がテスラの次の10年に向けた基礎を築くものになると考えられます。」
誰もが大きなアップデートを期待しており、同社は明らかにそれを実現することに十二分に関心を持っています。しかし、言葉以上に、テスラはこれらの目標を達成するために、大きく前進しなければならないでしょう。イーロン・マスクCEOをはじめとする経営陣が、この途方もない期待を裏打ちする具体的な内容をどのように語るのか、投資家は間違いなく耳を傾けることでしょう。
アイブズ氏が水曜日のイベントでマスク氏に期待するのは、ビジョンを打ち出すことです。世界を持続可能なエネルギーに移行させるというテスラの目標は、この会社を通じて実現されます。テスラがなければ、EVの普及という点で、現在の私たちの姿はなかったでしょう。特に、はるかに多くの生産能力を持つ既存の自動車メーカーがテスラに追いつくのに苦労している現状では、なおさらです。
アイブズ氏はテスラの目標株価を225ドル、格付けをアウトパフォームとしています。ウェドブッシュ証券は、テスラが同社のストーリーと将来のロードマップを支えるために何をもたらすかを楽しみにしている、と述べています。
テスラのインベスター・デイのライブストリーミングは（日本時間3月2日AM6時から）以下のリンクで開始予定です。
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