コックス・オートモーティブによると、テスラは米国での年間販売台数50％増の目標に近い数字になる見込みです。
テスラは自動車業界で最も高い成長目標を掲げており、全世界で前年比50%の販売台数成長を目指しています。今年の場合、この目標を達成するためには全世界で140万台強を生産・販売することになります。最近のコックス・オートモーティブの分析によると、同社は米国においてその目標に手が届きそうなところまで来ているようです。
コックス・オートモーティブの2022年販売台数分析によると、テスラは米国内で13万3,879台を販売し、2021年第4四半期と比較して16.2％増の販売台数を見込んでいます。これは、テスラが2022年に合計524,693台を販売することに相当し、その結果米国での販売台数は48.9%増となる水準です。
テスラが他の市場でも同様の成長が可能かどうかは今の所まだ不明ですが、いくつかのポジティブな指標はあります。まず、テスラのベストセラー車であるモデルYは、欧州とアジア（特に中国）で素晴らしい成功を収めています。そして第二に、テスラは事業展開する市場の数と各市場での提供商品の数の両方で成長しているということです。
テスラの50%成長目標の達成は、テスラのスプレッドシート（収益の増加）にとって良いだけでなく、ここ数カ月のテスラの株価下落に対抗するには最適なことかもしれません。
コックスが販売台数がプラス成長する年になると考えている他のブランドには、ゼネラルモーターズ（+2.3%）、ダイムラー・メルセデス（+6%）、そして意外にも、リビアン（+3,152.2%）とルーシッド（+336.5）などが含まれます。しかし、第4四半期の販売台数はほぼ軒並み増加しているにもかかわらず、コックスは自動車市場が全体でおよそ8％縮小すると見積もっており、全体としてはマイナス傾向の状況です。
最も大きく販売台数を減らすと予想されるブランドは、ホンダ（-33.3%）、ジャガー・ランドローバー/タタ（-27.4%）、日産・三菱（-24.1%）などです。
テスラが成長目標を達成できるかどうかは別として、このブランドは間違いなく今年も過去最高を記録し、新年にはさらに継続的に成長することが予想されます。コックスの分析が確かなら、テスラはまさに必要なときに良いニュースを受けているのかもしれません。
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