テスラが電動ピックアップトラック「サイバートラック」の生産開始に向けて準備を進める中、3列目シートを備え、最大9人乗りのSUV「サイバートラック」登場の可能性を探ります。
サイバートラックは、テスラが自動車メーカーとしてまだまだ若いながらも、人気が高まっている電動ピックアップトラック市場に参入するものです。テスラは恐らくしばらくはこのピックアップトラックに注力すると考えられますが、このプラットフォームを使って他の車両を作ることも検討する価値があるかもしれません。
テスラは、モデルSに続くモデルX、モデル3に続くモデルYのように、常に同じ車両プラットフォームでSUVバージョンを発売してきました。
リビアンが電動ピックアップトラック「リビアンR1T」をベースにSUV「R1S」を発売するなど、電動ピックアップトラックメーカーもピックアップで同じようなことをしているメーカーがあります。
したがって、テスラがいずれ同じような方法で、サイバートラックのSUV版を作ることを視野に入れる可能性はなくはないでしょう。
SAAWのスコット・スチュワート氏は、テスラのサイバートラックがSUVとしてどのような外観になるかを想像したレンダー画像をいくつかまとめ、私達に共有しました。
ピックアップタイプとの明らかな違いは、荷台の機能性を捨てて広い室内空間を確保し、理想的にはその余った室内空間を3列目シートとして利用することです。これまで電気自動車には、3列目シートという選択肢はほんどありません。テスラはいくつか用意していますが、モデルXでは11万5千ドル前後から、モデルYに関しては3列目の大きさが実用に耐えるものではありません。
テスラのサイバートラックSUVは、前列の展開式ミドルシートと3列目の扱い方によって、最大9人乗りになる可能性があります。そして、サイバートラックプラットフォームをベースに、モデルXよりもはるかに安い価格帯で提供できる可能性があり、もし実現すれば3列目を持つ全電気自動車市場の新しいエントリーとして興味深い存在となるでしょう。
テスラのサイバートラックSUVの3列目は、こんな感じになりそうです。
大家族の方や、タクシーなどの業務用としても面白い選択肢になるのではないでしょうか。
テスラ サイバートラックSUVが登場するとすれば、テスラがサイバートラックピックアップトラックの生産を大量に立ち上げるまでないでしょうが、そうすると2024年後半、あるいは2025年までに実現しそうにもありません。
これまでのテスラの車種展開を考えると、テスラのサイバートラックSUVの可能性は非常に大きいと考えられます。
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