この新しいテスラモデル3の霊柩車は、乗り物での最後の旅でも、すべてが電動化されていることを示しています。霊柩車は、実は電化に最適な乗り物です。
葬儀場や教会から墓地までの比較的短い距離を走ることが多く、通常、走行前後に充電する時間が十分にあります。しかし、霊柩車は既存の車両を改造してアフターマーケットで作られることがほとんどで、メーカーが電動化に踏み切るには時間がかかりました。
葬儀社や霊柩車メーカーの中には、以前からこのチャンスに気づいていたところもあり、テスラ車や日産リーフを使って、全電動の霊柩車を製作した例もあります。霊柩車になったテスラ車については、これまでモデルSがほとんどでした。
今回初めて、テスラモデル3の霊柩車を見ることができました。
オランダの霊柩車・リムジンメーカー、ダークスは、この印象的な新型テスラモデル3霊柩車の製作を発表しました。
この霊柩車はモデル3スタンダードレンジプラスをベースに作られているということです。
「テスラ ヒアーズ3」のベースとなるのは、スタンダード・プラス・レンジ・パッケージと後輪駆動を搭載した「モデル3」で、改造後の航続距離は350km~375kmとなります。
モデル3スタンダードレンジプラスのWLTP公式航続距離は448kmなので、実はこの航続距離は修正しても悪くはないのですが、楽観的な航続距離かもしれません。
モデル3の改造はかなり大掛かりで大胆で、この電気セダンがかなり大きくなっている状態です。
重厚なテールゲートと後方一帯の電動カーテンを備えています。
「テスラ ヒアーズ3」は霊柩車として、テールゲートを標準装備し、100%コンポジット製の軽量なボディを採用しています。背面に収納スペースを設けた小型のサイドドアと、伸縮可能なボックスフロアを装備しています。また、電動カーテンとボックス部のLED照明を標準装備しています。オプションとして、星空、伸縮式フラワーラック、床下引き出しなどが用意されています。
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