テスラは、モデルSとモデルXのスクリーンを回転させる機能の「二軸回転機構」の特許を取得しました。この新機能の可能性は、年初に自動車技術評論家であるサンディ・ムンロ氏が注目したのですが、その時点ではまだ実装されていなかった技術となっていました。
2022年初頭、サンディ・ムンロ氏はモデルS Plaidを解体し、いくつかの技術的な秘密を知るに至りました。ダッシュボードを調べていたこの自動車技術専門家は、センタースクリーンに隠されたメカニズムがあり、オーナーの好みに合わせて回転させたり調整できることを発見しました。その機構をさらに詳しく調べたところ、そこにいくつかの部品が欠落していることが判明しまました。それは2つのモーター、画面の動きをガイドする部品も欠けている状態で動かなかったのですが、ムンロ氏のチームは、簡単な操作の後、デモンストレーションを行い、このスクリーンがどのように動くかを説明しました。
スクリーンを回転させるための部品はすでに取り付けられていたのですが、足りない部品もあり、今後の車の改良を示唆するものという解釈でした。2022年11月24日、特許庁はテスラの「二軸回転機構」特許を公開しましたが、これは2022年5月16日に出願され、2021年の先行特許を含んでいました。その中でテスラは、スクリーンなど車の一部の部品は運転手と同乗者の両方が使うことができ、使うほうに回すと非常に便利だと説明しています。
テスラはこれを実現するために、X軸、Y軸、Z軸の3軸を移動できる特殊な2軸回転機構を開発しました。特許の画像では、「ディスプレイデバイスは、単一のアクチュエーター、二重回転ジョイント、および関連するリンクを利用して二軸回転を容易にする回転機構に取り付けられている」ことが示されています。
「回転部材は、さらに、第3軸に対する追加の張力力を提供する少なくとも1つの追加のフローティングジョイントを含み、さらなる形態変化に従って、制御部品は、制御位置およびデューティサイクルの確立など、単一アクチュエータの回転に関連する制御信号を生成するために利用される。」とされています。
この2軸回転機構を持つスクリーンの動画は以下をご覧ください。
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