億万長者の投資家ロン・バロン氏、市場の「混乱」にもかかわらずテスラ株に強気の姿勢

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Credit:Forbes
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米国株式市場は今年も厳しい状況が続いていますが、億万長者であるロン・バロン氏と彼の多くの投資家は、先週金曜日に開催されたバロン・インベストメント・カンファレンスに集まった際にも動揺することなく、この状況に対して「大きなチャンス」を見出しました。今回のカンファレンスはニューヨークのメトロポリタン・オペラハウスに約5000人の投資家と報道陣が詰めかけ、2019年以来の集会を開催することができました。

今回のこのカンファレンスは暗い雰囲気とは程遠いものだったようです。カンファレンスでは、一握りの企業のCEOやバロンファンドのポートフォリオマネジャーによるプレゼンテーションのほか、ブルーノ・マーズのヘッドライン・ミュージカルの演奏が行われました。さらに、テスラ、スペースX、そして今やツイッターのCEOであるイーロン・マスク氏がサプライズで登場し、ステージ上でバロン氏のインタビューに応じました。

テスラの株価は、市場全体の下落の中で年初から50%下落したにもかかわらず、バロン氏は自身の最大手ファンドの1つで45%、2021年初頭の41%から大幅に上昇させてテスラ株に投資しています。

バロン氏の会社は全体で19のファンドを持ち、400億ドル近い資産を運用しているのですが、そのうちのいくつかはテスラ株に大きな賭けをしており、これには60億ドルのバロン・パートナーズ・ファンドや 7億ドルのバロン・フォーカスト・グロース・ファンドなどが含まれています。この2つのファンドは今年これまで、それぞれ31%と23%下落しているのですが、2020年と2021年にテスラ株が大きく上昇したことを考えると、長期的には堅実な利益を誇っていおり、バロン・パートナーズ・ファンドは過去5年間、平均年率25%以上の純収益を出しているのです。

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テスラモデルS

「10年後、テスラは世界最大で最も収益性の高い企業になるだろう」と、バロンは投資カンファレンス開催前のフォーブスのインタビューで語っています。

バロン氏の会社は、書類によるとテスラの大株主トップ20に入るだけでなく、他の大株主が5%や6%であるのに対し、バロンファンドはポートフォリオ全体の11%という大きな割合をテスラに割り当てています。

バロン氏は、バイアンドホールド(株を買って保持し続ける)の投資家として、主に高成長企業への大きな賭けにより、自身のファンドが将来的に回復し、素晴らしいリターンを提供し続けることを確信しています。バロン氏は、今年の運用成績について、「素晴らしいとは言えないが、相対的なものだ」とし、「回転率が低く、長期的な実績があるため、投資家は我々を甘く見て、我慢してくれているのだ」と付け加えました。

40年前に会社を設立し今や79歳のバロン氏は、これまで多くの弱気相場を経験してきました。S&P500種指数が約21%下落した今や、彼は「大きなチャンス」を見ており、「1年前は何もかもが高かったが、今はその逆だ」とバロン氏は言い、「株は絶対的に安いのです」とのことです。

多くの成長株は、金利の上昇で大きな打撃を受けています。バロン氏は、「画面が真っ赤になって」相場が下落するときは大変だが、そのときこそ、彼のバイ・アンド・ホールドの哲学が重要になることを認めています。バロン氏が運用するファンドは、通常、回転率が非常に低く、「ファンダメンタルズが変化したとき、あるいはポートフォリオのリバランスが必要なとき」だけ売却し、好機には買い続けてきたということです。「私たちが投資している企業は、このような混乱の中でも利益を得て成長していくはずです」とも言っています。

さらに、「いつかは市場が安定する」とバロンは言い、2024年末には回復し、株価は2021年11月の水準に戻り、5年から10年ごとに2倍になる可能性が高いと予想しています。

彼のバラ色の見通しの大きな理由は、マスク氏の電気自動車メーカーに大きく賭けていることです。この億万長者のマネーマネジャーは、2014年から2016年にかけて、テスラに対する自社のポジションを初めて構築し、総額3億8700万ドルを投資し、その後、数十億ドルの利益を生み出しています。2022年にテスラ株が50%下落したにもかかわらず、バロン氏は自分の会社のポジションが将来も利益を生むと確信し、「できることなら、もっと買いたい」ということです。

長年テスラに強気だった彼は、生産額と販売額の両面で同社の高い成長率を強調し、同時にテスラが利益率をさらに向上させることができると期待しています。テスラは車両の生産と納車を増やし続け、先月、2022年9月30日までの四半期で、納入台数が34万3000台となり、1年前の25万台強から増加したことを報告しました。さらに、四半期の売上高は210億ドルを突破し、前年同期比で50%以上も増加しました。

また、マスク氏が個人で所有しているロケット会社「スペースX」にも、ここ数年、積極的に投資しています。スペースXが5月に1250億ドル以上の評価額を記録した今年初めの1億ドルを含め、過去の資金調達ラウンドで5億ドル近くをこれまで投資しています。

「スペースXが登場するたびに買い増ししています」とバロン氏は語り、「信じられないほどの可能性を秘めています」と付け加えました。次の資金調達ラウンドでは、評価額1500億ドルを突破する可能性が高いと予測しています。

「スペースXのことは誰もが知るようになるだろう」とバロン氏はフォーブスに語り、まもなく同社の衛星ブロードバンドサービス「スターリンク」を通じて、「地球上のあらゆる場所ににインターネットを提供することになります」と付け加えました。マスク氏が「宇宙旅行の聖杯」と呼び、宇宙探査の限界を広げるために不可欠な再利用型ロケットに焦点を当てた同社の「スターシップ」プロジェクトについても、同様に強気の姿勢を崩していません。

バロン氏はまた、440億ドルでマスク氏が買収したソーシャルメディアプラットフォームであるツイッターにも大きなチャンスがあると考えていると語りました。ツイッターの新オーナーとなったマスク氏は先週金曜日、バロン・インベストメント・カンファレンスに出席した人々に、買収前のツイッターは「収益とコストの面で相当深刻な問題を抱えていた」と述べ、大幅な人員削減を発表しました。それでもテスラの億万長者は、ツイッターは「最終的には世界で最も価値のある企業の一つになる可能性がある」と自慢げに語りました。

バロン氏は、マスク氏が過剰な負担を強いられることを心配していないようです。ツイッターを含む3社のCEOを兼任しており、ツイッターは今後1年間に10億ドルの利益を上げなければ、債務の返済をまかなうことができないからです。

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