5月下旬、イーロン・マスク氏はテスラの従業員にメッセージを送り、同社が原則出社主義を導入することを表明しました。マスク氏によると、テスラの社員は週に最低40時間はオフィスで過ごすことが求められ、また、オフィスは従業員の同僚がいる場所でなければならず、「遠隔地の疑似オフィスではない」と同CEOは述べています。
マスク氏は、従業員がオフィスに現れない場合、テスラはその従業員が退職したと見なすと公表しました。フォローアップの電子メールで、CEOは、オフィスへの出勤に対する期待は上級社員ほど高いことを明らかにし、「役職者であればあるほど、その存在感を示さなければなりません。だから、私は工場でたくさん生活したのです。現場の人たちが、私が彼らと一緒に働いている姿を見ることができるように」と彼は書いています。
テスラは数カ月前からこのルールを守っていますが、決して楽なことではなかったと言われています。混雑した空間やオフィス機器の不足のほか、テスラの厳しい出勤規定も、従業員の士気を全体的に低下させる要因になっていると伝えられています。CNBCは、匿名のテスラ従業員から得たとされる情報を引用し、従業員の士気の低下は、パンデミック中にリモートワークを許可されていたチームの間で特に顕著であったと指摘しました。
イーロン・マスクCEOはテスラ従業員の出勤状況の把握に関与しているとされ、彼は欠勤率に関する詳細な週報を受け取っているということです。CNBCによると、テスラにおける欠勤は、従業員のバッジのデータによって測定され、予定外の欠勤を予定された休みで割って、日々の合計を集計している。
すべての従業員が同じ方法で追跡されているわけではなく、マスク氏に直接報告する従業員は、バッジのスワイプデータを通じて追跡されていないと伝えられています。しかし、同メディアが閲覧したとされる内部メッセージによると、テスラの厳しい出勤規定とイーロン・マスク氏への欠勤報告により、一部の従業員の士気が著しく低下しているとのことです。
テスラの内部記録では、フリーモント工場で働く従業員の約1/8が、通常の日に欠勤していることが明らかになっています。この数字は、同社全体の名簿を見ればもう少しマシな状況で、通常の勤務日に欠勤している従業員は約1/10となっているようです。
なお、米国カリフォルニアにあるテスラのフリーモント工場がまだGMの工場だったころは、欠勤が目立ち、5人に1人が通常勤務日に出勤していなかったということです。あまりにひどい欠勤のため、フリーモント工場の製造ラインが始動しない日もあったほどで、幸いなことに、テスラになってから状況は改善されています。
コロナによる制限を実施する前に、テスラのマネージャーたちは、それぞれのチームでどの程度リモートワークが可能かを把握したと伝えられています。マスク氏の出社方針により、このオプションはほぼ排除されたのですが、「例外的な」従業員に対する対応はまだ可能なようです。
今回のテスラの方針は、より柔軟な勤務形態を好む多くの有能な従業員が会社を去るという結果を招いたと報じられており、また、テスラのオフィスの近くに引っ越した結果、家族から何時間も離れることになった従業員もいるようです。
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