2022年上半期に欧州で最も売れたEVはテスラモデルYおよびモデル3でした。ギガファクトリー上海の生産停止で納入台数が減少していたテスラの電気自動車の販売は回復し、再び勢いを増して成長を取り戻している状況です。
テスラは今後も年率50%程度の増産を続ける計画なので、購入ニーズが継続する限り販売増につながると考えられます。2022年前半は、テスラを含む自動車産業全体にとって厳しい状況が続いており、ロシアのウクライナ攻撃や、中国でのコロナ禍ロックダウンにより、サプライチェーンが混乱しました。また、中国情勢を受け、テスラの輸出拠点であるギガ上海では、4月に一次生産停止にも見舞われています。
こうした複雑な状況にもかかわらず、テスラ社は非常に困難な状況に対処する能力を再び証明しました。予想だにしえない新たな現実に適応することで、テスラは事業を継続し、車両の生産と販売を回復させる方法を見出したというこことです。テスラ社の成果は、今年上半期の販売台数にはっきりと表れています。
今年上半期、テスラ車は欧州で最も売れている電気自動車となり、内燃機関搭載車の十分な競争相手となりました。テスラのモデルYおよびモデル3はともに販売のピークを迎えており、欧州の人気ブランドを差し置いて1位と2位を占めています。この好調な結果とは裏腹に、テスラ車の欧州への納品が大きく乱れたことに留意しておきたいところです。
今年上半期累計でテスラモデルYは、45,996台を販売し、文句なしの首位となりました。これは他の電気自動車やプラグインハイブリッド車を大きく引き離しており、この車が世界で最も売れる車となる勢いであることを示しています。モデルYの優れた性能と価格は、消費者にとって理想的なバランスとなっています。
2位は、39,075台を販売したテスラモデル3です。かつて世界で最も売れたEVであったモデル3は、徐々にそのリーダーベルトを兄弟車であるモデルYに譲りつつある状況ですが、EV市場では依然として第2位のシェアを占めています。明らかにモデルYの方が世界中で需要が高いので、テスラは欧州初の新工場ギガファクトリー・ベルリンでこのコンパクトSUVの生産から開始したのでしょう。
3位はフィアット500で、36,625台とかなりの台数を販売した一方、4位のVW ID.4は28,675台で、フィアットに大きく差をつけられています。そして5位になったプジョーe208が25,324台を販売しました。
1 | Tesla Model Y | 45,996 |
2 | Tesla Model 3 | 39,075 |
3 | Fiat 500 | 36,625 |
4 | Volkswagen ID.4 | 28,675 |
5 | Peugeot 208 | 25,324 |
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