中国バイドゥ(百度)CEO、EV部門の自動運転技術はテスラより1世代先の性能

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バイドゥ(百度)の創業者で会長兼CEOのロビン・リー氏は最近、自動運転技術を使ってドライブするために特別に設計された自動車「ROBO-01」について、大胆な予測を披露しました。このROBO-01は、中国のインターネット大手であるバイドゥ(百度)と自動車メーカーのジーリー(吉利)が出資するインテリジェント電気自動車会社、ジドゥ・オート(集度汽車)が生産する予定です。

2022年8月8日、中国上海で開催されたパートナーカンファレンスで、ジドゥ・オートは、2028年までに年間80万台のロボットカーを提供することを目標に取り組むと公表しました。同社はタイトなタイムスケジュールで動いており、ジドゥ・オートは2022年秋に最初の限定版の生産モデルを発売することを目標としています。また、2022年末の広州モーターショーで2台目のモデルが発表される予定となっています。

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ジドゥ・オートは昨年の2021年3月に正式に設立されたまだ非常に若い会社です。しかし、同社の自動車は、吉利のSEA(Sustainable Experience Architecture)プラットフォームを採用し、バイドゥの自動運転技術を搭載しているため、その背後に大きな可能性を秘めているのです。ロビン・リーCEOは、バイドゥの自律走行システムの性能に非常に自信を持っているようです。

カンファレンスでロビン・リーCEOは、自律走行技術という点では、バイドゥの車はテスラより一世代先になる、と指摘しました。CNEV Postの報道によると、CEOはまた、バイドゥがジドゥ・オートを一世代先のスマートカーの標準にしたいと考えていることを公表しました。

「スマートカーに関して、まず電動化はゲームの前半で、インテリジェンスはゲームの後半だというのが我々の判断なのです。」

ジドゥROBO-01は、他のコンセプトカーと同様に、U字型の折りたたみ式ハンドル、3Dボーダレス統合スクリーン、3D人間-機械協調運転マップ、オフライン知能音声アシスタントなどの洗練された未来的要素を備えています。また、バタフライドアや「無重力シート」も搭載しています。

しかし、これらの実現可能か不明なデザイン要素や機能は、実際に生産されることのない既存自動車メーカーのコンセプトカーと似たようなものかもしれないのですが、ジドゥ・オートは、ROBO-01の生産販売予定車は、現在のコンセプトカーと90%程度類似する予定だと述べています。

なお、テスラの最先端運転支援システム「フルセルフドライビング・ベータ」は、中国ではまだリリースされていません。したがって、現在、中国ではバイドゥの自律走行技術がテスラのオートパイロット機能を上回っているかもしれませんが、フルセルフドライビング・ベータ(FSDベータ)が中国でリリースされれば、バイドゥはより大きな敵に直面することになるかもしれません。

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