イーロン・マスク氏は、テスラが車載ゲームプラットフォームを全く新しいレベルに引き上げるために、ヴァルヴ社のSteamを統合することに近づいていると述べています。
テスラが車載エンターテインメントシステムにビデオゲームを統合するために多額の投資を行っていることはよく知られていますが、今年初めにテスラがオンラインゲームストアおよび配信プラットフォームであるヴァルブ社のSteamを車両に統合するところまで計画していると述べたときは、やはり多くの人が驚かされたものです。
その結果、テスラの車内でプレイできるゲームが大量に増えることになります。
今週、イーロン・マスクCEOは、テスラがSteam統合の実現に近づきつつあり、来月にはデモンストレーションを行うことを目標としていると述べました。
テスラオーナーズ・シリコンバレー テスラがゲーム機だということはご存知ですか?私の子供たちは、テスラの素晴らしいゲームが大好きなんです。テスラは車輪のついたスマホを作っていて、時間が経つにつれて良くなっています。 イーロン・マスク Steamの統合は進んでいます。おそらく来月にはデモを行います。
テスラ車内のゲーム能力を示すため、ハード性能要求の高いビデオゲームを使ったデモを行うようです。
テスラはビデオゲーム事業に参入
以前お伝えしたように、テスラはシアトルでビデオゲームに取り組むソフトウェアエンジニアのチームを持っており、最近オースティンでも同様のチームの構築を開始しました。
これまでテスラは、車内に「テスラ・アーケード」というビデオゲームプラットフォームを構築しており、そこにゲームを移植するために、ゲームスタジオと協働してきました。現在は、主にテスラ車の所有体験に付加価値を生み出すためのものですが、テスラは車内でのゲームについて、より大きな計画を持っているかもしれません。
テスラのイーロン・マスクCEOは最近、「自動車が自分で運転するようになれば、エンターテインメントが重要になる」との考えを示しており、テスラは今年後半に自動運転を実現できると考えている状況です。
その準備として、テスラは「テスラ・アーケード」でより多くのビデオゲームをリリースしており、それを今後ビジネスにする可能性があります。
テスラは車内でさまざまなビデオゲームの有料パッケージを提供する計画で、プレイステーション・ストア、Xbox Liveストアと同じビジネスに乗り出すのではないかという指摘をこれまで目にしてきました。
そして、テスラはソニーやマイクロソフトとの関係の代わりにSteamとの連携に賭けているようです。
テスラの新型ゲーミングコンピュータ
新型モデルSとモデルXの発表に伴い、テスラは車内に新しいゲーミングコンピュータを搭載することを発表しました。
「最大10テラフロップスの処理能力により、テスラ・アーケードを通じて、現在の最新ゲーム機に匹敵する車内ゲームを実現します。ワイヤレス・コントローラに対応し、どの席からでもゲームを楽しむことができます。」
半導体チップのリークで知られるパトリック・シュール氏は、AMD Navi 23 GPUを搭載したテスラの新しいゲーミング・コンピュータの図を投稿しました。
このシステムは統合され、モデルSとモデルXの内部にある2つのタッチスクリーンと直接接続し、ゲームをしたり、エンターテインメントを見たり、その他のいくつかの機能を実行することができます。
イーロン・マスクCEOはまた、この新しいコンピュータが、プラットフォーム上でより多くのゲームを同時に扱えるように、より多くのストレージスペースを備えていることを明らかにしました。
ウェブサイトvideocardzは、最新世代の既存のゲーム機とスペックを比較した表を作成しています。ゲームに利用するハードとして見ても、確かによくマッチしていることを示しています。
今後テスラは、この新しいハードウェアを活用して、車内でのビデオゲーム体験を拡大することが期待されています。
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