イーロン・マスク、「J.B.ストローベルだけをテスラ唯一の共同創業者にすべきだった」

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https://youtu.be/iO0bVep4D5o
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イーロン・マスク氏は今日、J.B.ストローベル氏だけでなく、オリジナルの共同設立者2人と一緒に「テスラを始めた」ことは、彼のビジネスキャリアで「最悪の決断」だったと過去を掘り起こしながら語りました。この発言は、物議を醸したテスラの創業時のことを改めて浮き彫りにしています。

本日行われたTED 2022のライブインタビューで、マスク氏はファンから「過去に戻れたら変えたいことは何ですか?」と質問されました。

この質問に対するマスクCEOの回答は非常に興味深いものでした。彼はその答えをテスラに結びつけ、自分のビジネスキャリアで最悪の決断は、テスラの共同創業者で長年CTOを務めたJB・ストローベルとだけでテスラを始めなかったことだと考えている、と述べたのです。

https://youtu.be/iO0bVep4D5o

最初は、マスク氏が問題視している他の共同創業者の名前を出さないように思えたが、結局もう少し過去を掘り起こして、テスラの共同創業者で同社の初代CEOであるマーティン・エバーハード氏の名前を出したのです。

インタビューの中で、マスクCEOはエバーハード氏が、マスク氏がテスラの創業者ではないという考えを押し通すために「人生を捧げている」と非難しました。

マスク氏自身、過去にテスラの創業の歴史を書き換えようとしている、と非難されたことがありますが、ほとんどすべてのことと同様に、それは多くのニュアンスを持つ複雑な話なようです。

形式的には、テスラは2003年にマーティン・エバーハート氏とマーク・ターペニング氏によって「設立」された、あるいは少なくとも法人化されたのです。

テスラのアイデアは年々進化していますが、当時からすでに、今日のテスラの特徴である、ガスエンジン車よりも魅力的な電気自動車を作るということに近いものでした。具体的には、エバーハート氏とターペニング氏は、リチウムイオンバッテリーの技術の進歩を利用し、より優れた性能を持つ電気自動車を提供しようと考えていたのです。

イアン・ライト氏は、テスラにとって3人目の社員で、2003年の後半に入社しました。

マスク氏は2004年初頭、同社のシリーズA投資ラウンドの一環として、750万ドルのうち650万ドルを率いて会長として参加したことは有名な話です。彼はすでに電気自動車に長年の関心を持っており、ベイエリアのEVコミュニティーの周辺にいたことからすでにテスラのプロジェクトを知っていたJ.B.ストラウベル氏に会って、テスラへの投資を確信したとのことです。

ストラウベル氏は、2004年5月に最高技術責任者としてテスラに入社し、2019年に退社するまでその職を務めあげました。

以上が議論しにくいテスラ創業の主な事実なのですが、テスラにおけるこれらすべての人物の重要性と影響力が問われている状況なのです。

これらの問題は、2008年から2009年にかけて、ロードスターの市場投入がうまくいかずエバーハード氏が会社から追放され、マスク氏が会社を引き継いだ際に、一連の訴訟と反訴で明らかになったものです。

実際に裁判を担当した裁判官は、マーティン・エバーハード氏、マーク・ターペニング氏、イアン・ライト氏、イーロン・マスク氏、J.B.ストローベル氏の全員が会社の共同設立者と見なされるべきという結論を出しました。

正直なところ、誰もが創業者と見なされるという妥協点は全く問題ないと思うので、この時代のテスラを掘り起こす意味はないと思われます。

マスク氏がテスラに不釣り合いな影響を与えなかったということに誰も反論できないと思いますし、彼なしでは存続できなかったとも思います。たとえ彼が最初からいなかったとしても、創業者の肩書きに値すると思われます。

マスク氏がエバーハード氏自身の役割を軽視していることについては、テスラのほとんどの人が、彼が優れたビジネス・オペレーターではなく、ロードスター・プログラムを適切に扱えなかったという点で同意しているようです。

それでも、電気自動車を早くから提唱し、最新の電動革命の始まりに貢献したことは、評価に値すると思います。

TED 2020のイーロン・マスクの映像は以下でご覧いただけます。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・抜粋・編集して作成しています。

イーロン・マスクというヒトは超人的な才能を持っていると思いますが、性格悪い感じですね。

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