テスラ、EVの航続距離の精度を高めるための新たな要素を追加

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電気自動車をこれから購入する人にとって、航続距離は大きな関心事のひとつです。

ウェブ上でシェアされたテスラ関係の有名なハッカー「グリーン」(@greentheonly) の最近の発見によりますと、テスラは車両の航続距離を計算する際に「横風/向かい風、空気密度、湿度」を考慮し始めたようです。

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ほとんどの新しいEVオーナーは、全体として自分の車を気に入っているようですが、残念ながらEPA(米国環境保護庁)が公表している航続距離を得られないことを指摘することは珍しくありません。ご存知のように、EVの航続距離にはさまざまな要因がありますので、EPAの推定値を鵜呑みにはできないのが事実です。

通常ほとんどの人はガソリン車の燃費を気にしていないようです。私たちはこれまで何台ものガソリン車を「mpg」(マイル・パー・ガロン:米国の燃費単位)の長さに惹かれて買ってきましたが、実態として一度も達成したことがないゆな状態です。。

とにかく、以下のツイートからわかるように、グリーン氏はテスラの航続距離計算方法に言及しています。彼は、テスラが追加的な要素を考慮するようになったことを発見したと述べています。

「車内レーダーもやっと兆しが見えてきたので、比較的早く本番を迎えるかも?(モデルS/Xで)
走行エネルギー計算に横風/向かい風、空気密度、湿度を考慮するようになりました(今のところ中国のみかも?)」

グリーン氏は、この新しい航続距離パラメーターが今のところ中国製テスラ車のみに搭載されるのか、それとも同ブランドのすべてのEVに搭載されるのかはわからないとしています。分かりやすくするために、グリーン氏は以下のツイートでも解説しています。

「さらにソフトウェアバージョン2022.8.2を分析します。
ギガファクトリー・テキサス製(2022Q1付け)モデルYスタンダードレンジ・プラスが追加されているので、かなり早い段階でテキサス工場から最初の納車が始まるのではないでしょうか?
新型バッテリーも数種類追加(ECUは調査できないので正確なことはわかりません)」

ここで重要なのは、自動車メーカーごとに異なる試験サイクルでEVの航続距離を推定していることです。さらに、テスラがEPAで行っているテストも、ライバルのものとは異なっています。
テスラのクルマが実走行でEPAに定められた航続距離を満たさないことが多い一方で、競合するEVの中には、特に最も理想的な条件下で、実際に航続距離推定値を上回るものがあることを証明しようと努力する人たちもいます。

さらに、シボレー・ボルトやボルトEVのような車をお持ちの方は、車の航続距離推定値が多くの変数を考慮に入れていることをご存じでしょう。航続距離は運転スタイル、外気温、地形などによって変化するのです。

一方、テスラのクルマはこのような設定になっていません。他のほとんどのEVのような「航続距離予測」ではなく、車の残り距離を見ることをオーナーが選択できるのです。また、テスラのオーナーは、バッテリー残量を表示する別のモードに切り替えることも可能です。私たちが話を聞いたほとんどのテスラオーナーは、残りの航続距離をよりよく知るために、パーセンテージに注目することを勧めています。

とはいえ、テスラが今後、航続距離の計算に手を加える可能性があることを知り、心強く思っています。多くの人がEVに興味を持ち始めていますが、航続距離に対する不安はまだまだ残っています。実走行時の航続距離をより正確に把握することは、非常に有用なことです。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・抜粋・編集して作成しています。

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