テスラとスペースXは、イーロン・マスクCEOによると、かなりの「インフレ圧力」を受けており、今後数カ月の間にテスラ社の製品の価格を引き上げる可能性を示唆しました。ケリー・ブルー・ブック(以下:KBB)のデータによると、インフレ圧力はすでにテスラの平均取引価格の上昇に影響しているようで、2022年1月から2月にかけて他のどの大手自動車メーカーよりも高騰しているとのことです。
2022年3月14日、イーロン・マスクCEOは、テスラ社とスペースX社の両方がインフレによる信じられないような圧力を受けており、その結果、製品のコストが上昇する可能性が高いと指摘しました。
「テスラ&スペースXは、原材料と物流において、最近著しいインフレ圧力を受けています。そしてその影響は、私たちの会社だけではありません。」
広い範囲のインフレが、すでにテクノロジー、自動車、その他の消費財など、ほぼすべての分野で価格上昇に影響していることは周知のとおりです。テスラもここ数ヶ月は、特に電気自動車用バッテリーの原材料の入手状況により、車両価格の引き上げを余儀なくされています。
日本でもさらなる値上げが実施されました。
KBBのデータに、2022年1月と2月の各主要自動車メーカーの平均取引コストが公開されました。テスラは、2022年1月から2022年2月にかけての平均取引価格が最も大幅に上昇し、4.1%のコスト増となりました。アキュラは1月から2月にかけての上昇率が3.4%と2位となりましたが、業界全体では、2022年の最初の2ヶ月間に新車コストが0.6%減少しました。
テスラは、2021年2月から2022年2月にかけてコストが大幅に上昇したという点では、多くの中のひとつの自動車メーカーに過ぎません。2月の取引価格の前年同月比が業界平均で11.4%上昇する中、テスラの平均は14.8%増加し、それぞれ20.9%、21%と最も上昇したジープとアキュラとは大差がついています。
コックス・オートモーティブのミケーレ・クレブス氏は、「消費者は、価格が高止まりし、補助金が過去最低に低下しているため、新車に最高額に近い金額を支払っている」と指摘しています。
「ロシアのウクライナ侵攻により、石油や天然ガス、自動車製造に使用される金属などの価格が高騰しており、各自動車メーカーは車両価格の引き上げによってコスト増を相殺しようとせざるを得ないかもしれません。ウクライナ情勢は、自動車のサプライチェーンにさらなる混乱を招いており、低水準に止まっている在庫が増加する可能性は、非常に低くなっています」
特にニッケルを含む原材料のインフレ圧力は、おそらく電気自動車会社の新しいバッテリー戦略の展開を遅らせています。テスラ、リヴィアン、フォードなど多くの自動車メーカーがニッケルベースのバッテリーパックの採用の可能性を公約している一方で、ニッケル価格はロンドン金属取引所で1トン当たり10万ドルにまで高騰し、取引凍結に至っている状況です。
激しい経済的プレッシャーを感じているのは、電気自動車の所有者だけではありません。内燃機関車を使っている人は、給油所での価格が1ガロン(約4.55L)あたり6ドル近くまで高騰しているのを目の当たりにしているのです。米国の1ガロンあたりの平均ガソリン代は4.325ドルで、この1年で1.5ドル近く上昇しています。
この記事はこのサイトを引用・翻訳・抜粋・編集して作成しています。
この感じとロシア情勢を勘案すると、まだまだ値上げは止まらなそうです。
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