イーロン・マスクのテスラ vs ウォーレン・バフェットのBYD

Warren-Buffett-Elon-Musk-Fortune TESLA News
https://fortune.com/
スポンサーリンク

2004年、イーロン・マスク氏がテスラの筆頭株主となり、会長に就任しました。

その後、2008年にウォーレン・バフェット氏が、リチウムイオン電池と電気自動車を製造する中国企業BYDの株式の約10%を2億3200万ドルで取得しました。

実のところ、ウォーレン・バフェットとイーロン・マスクは、かなり以前からEVの分野で競い合ってきたのです。

ウォーレン・バフェットもイーロン・マスクも電気自動車でフォーチュン誌の表紙を飾った(出典:フォーチュン誌

では、EVに賭けるそれぞれの思いはどうだったのでしょうか。インベスターズ・ビジネス・デイリーによれば、「テスラとBYDはともに急成長しているEVの巨人であり、拡大成長の軌道にのり、どちらも巨大な拡張計画を持っている」とのことです。確かにテスラ株はBYD株に対して2021年に勝者となったが、今はどちらが優勢なのだろうか?

「テスラは時価総額世界最大の電気自動車メーカーで、第4四半期に30万8600台の電気自動車を納入し、第3四半期の24万1300台、第2四半期の20万1250台、第1四半期の18万4800台から四半期ごとに増加しました。しかし、BYDが追い上げてきています。BYDは12月に9万3945台の新エネルギー車を販売し、前年同期比218%増となったのです。」とIBDのエド・カーソン氏は報告しています。

テスラもBYDも、2021年に他のほぼすべての自動車メーカーが機能不全に陥ったチップ不足にもかかわらず、急成長することができました。そして更に両者とも今後も急拡大を続けるでしょう。テスラはテキサス州オースティンとドイツのベルリン近郊にまもなく工場を開設し、上海の施設をさらに拡張しようとしています。

一方でBYDは、3つの新工場を開設し、2022年第2四半期までにさらに50万台の生産能力を高めると述べています。これらのことから、BYDの電気自動車とハイブリッドの生産台数は150万台以上に達する可能性があります。

上の写真 BYDの高価格帯「ハン」と競合のテスラ「モデル3」を比較した様子(YouTube:Gogo Chang氏)

しかし、両者にいくつかの違いがあります。

テスラは、高級品と手頃な価格の高級品市場をターゲットにしており、販売価格はBYDよりはるかに高く設定されています。一方で、BYDの低価格のEVとハイブリッドは、1万5,000ドルから3万4,000ドルの間で販売されています。加えて、BYDは現在、最高価格約4万ドルの「ハン」(上のYoutube)のような高価格のEVを提供しようとしています。

つまり、テスラとBYDは異なる市場をターゲットにしています。テスラは、北米、欧州、中国を中心に販売するグローバルなEVの巨人であり、一方、BYDの自動車工場は中国にあり、事実上すべての販売は中国で行われています。

両社とも、マイクロチップやバッテリーを独自に製造しています。しかし、BYDは電動バスやEV用バッテリーを販売する事業も好調です。実際、カーソン氏によると、テスラのギガファクトリー上海が2022年からBYDのバッテリーを使用するという憶測が繰り返されているような噂があるくらいです。

投資家の立場からは、IBDのカーソン氏によると、テスラやBYDというEVリーダーにとって、成長見込みは依然として強いマーケットです。テスラ株とBYD株は2021年のEVメーカー最大の勝者です。TSLA株は今、より良い状態にあり、BYD株は膠着状態にありますが、投資家は両方に目を向けておくべきでしょう。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・追加・編集・改変して作成しています。

少なくともBYDというはまだまだ中国国内メーカーですけど。

テスラ関連の最新記事を毎日AM7:00にアップしていますので、過去のニュースはこちらを参照ください。

 グーグルニュースでフォローする

※免責事項:この記事は主にテクノロジーの動向を紹介するものであり、投資勧誘や法律の助言などではありません。また、記事の正確性を保証するものでもありません。掲載情報によって起きたいかなる直接的及び間接的損害に対しても、筆者・編集者・運営者は一切責任を負いません。また、運営者はテスラ株式のホルダーです。

タイトルとURLをコピーしました