今回は、2022年テスラにおける重要なメルクマールとなっている2つの巨大工場の状況をお知らせします。米国テキサス州オースティンで建設中のギガファクトリー・テキサスでは、2022年第1四半期末までに「数台のモデルY」を納車開始するようです。また、ドイツベルリンブランデンブルクに建設中のギガファクトリー・ベルリンでは既に新型モデルYの姿を工場敷地内に見ることができます。
詳細は、以下をご確認ください。
ギガファクトリー・テキサス
この件に詳しい関係者が語ったところによると、テスラは2022年第1四半期末までにギガファクトリー・テキサスから数台のモデルYを納車することを目指しているとのことです。
これは、テスラとテキサスオースティンの新工場にとって重要なマイルストーンとなるでしょう。
ギガファクトリー・テキサスでの生産開始とその後の立ち上がりは、テスラにとって今年達成すべき最も重要なマイルストーンのうちの2つです。
ここ数週間、テスラがこの工場で生産を開始する可能性を示すいくつかの兆候が見られ、工場では多くの新型モデルYが目撃されています。
この件に詳しい関係者は、テスラは現在試験生産バッチを行っており、この四半期末までに一部のモデルY車両を納車できるようにすることを目指していると話しています。
これは予定より数カ月遅れていますが、それでもテスラが今年後半に量産体制に入るための準備は整っているはずです。テスラは現在、テキサスオースティンで生産担当者の採用を強化しており、これは一般に生産増強の準備を進めていることを示すサインだと考えられます。
以前お伝えしたように、ギガファクトリー・テキサスでのモデルYの生産開始は、同社の成長にとって重要であるだけでなく、テスラの新しい「ストラクチャラル・バッテリーパック」と新型「4680型バッテリーセル」を搭載した電気SUVの新バージョンの発売を意味するものでもあります。
この4680型セルとストラクチャラル・バッテリーパックは、大きな円筒形のバッテリーセルを生産し、それを1つのモジュール型バッテリーパックにパッケージ化し、車体を構成する構造用プラットフォームとしても機能させようというものです。
イーロン・マスクCEOは、この技術を自動車業界における「製造革命」であるとアピールしています。
ただし、モデルYの生産立ち上げの初期には4680型セルの供給が制限される可能性があり、供給問題が解決するまでは2170セルで一部の車両を製造する可能性もあると述べています。
今後数ヶ月間、この状況を興味深く注視していきましょう。
現時点では、テスラモデルYの購入者が、自分の車がフリーモント工場から来るのか、それともギガファクトリー・テキサスからの新バージョンになるのかを知る方法は、まだ知られていません。
以下の映像は、今週初めのギガファクトリー・テキサスの様子です。
ギガファクトリー・ベルリン
ギガファクトリー・ベルリンの顧客向け自動車生産開始の最終承認が近づくにつれ、すべての兆候は、最初の納車が3月に行われる可能性が高いことを強く示唆しています。
TFFフォーラムで公開された従業員宛の新しい社内メールによると、ドイツベルリン製の最初のモデルY車両がこの3月にデリバリーセンターに到着する予定であることが確認されました。
12VリチウムイオンバッテリーやAMD Ryzenプロセッサーなど、多くの変更点を詳細に記したこのメールには、「ベルリン発のモデルYパフォーマンスも注文できるようになり、3月に届く予定です。」と書かれています。
このスケジュールは、ギガファクトリー・ベルリンの最終承認がまだ下りていないため、変更される可能性があります。ただし、イーロン・マスクCEOは2月中旬にドイツを訪問する予定といわれていますので、何らかの動きがあるのは確実です。
今月初めには、最大2,000台のテストカーを製造する認可を取得し、現在その多くが工場の外に駐車されているのを見ることができます。
テスラはまた、おそらく冬のテストのために、少なくとも2台をノルウェーに送りました。
そのうちの1台がノルウェーで登録され、積載量が大幅に増えたことが明らかになりました。これは、モデルYのボディに何らかの変更があったことを示しており、ストラクチャラル・バッテリーパックの使用をほのめかしています。
最近のギガファクトリー・ベルリンの様子は以下でご覧ください。
この記事はこのサイトとこのサイトを引用・翻訳・編集・追記して作成しています。
見た感じ、ベルリンのほうが進んでいるように見えますが、それにしもても両工場とも超巨大です。
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