イーロン・マスクCEO、ヒト型ロボット「テスラボット」と「ニューラリンク」のヒト実験について語る

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https://youtu.be/lSD_vpfikbE
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今回は、イーロン・マスク氏のウォール・ストリート・ジャーナル主催のイベントでの議論の中で、ヒト型ロボットの「テスラボット」と、ヒトの脳とコンピュータをつなぐブレイン・マシン・インターフェイスである「ニューラリンク」について語られたことをご紹介します。

テスラボットはヒトの代わりに働く

ヒト型ロボット「テスラボット」は、あらゆる経済の基礎が労働力であることから、人間の労働力の一般的な代替品となり、また、将来的に問題となる少子化による労働力不足も、このロボットによって解消されるだろうとイーロン・マスクCEOは述べています。

ウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のCEOカウンシル・サミットで、テスラ社とスペースX社のイーロン・マスクCEOは、多くの重要で興味深いトピックについて議論しました。

その中のひとつが「テスラボット」でした。マスク氏は、これまで何度も表明してきた、文明にとっての最大のリスクのひとつは急速な出生率の低下であり、最終的には労働力の不足につながる可能性がある、という懸念を語りました。

「文明にとって最大のリスクのひとつは、少子化と急速な出生率の低下だと思います。
それなのに、頭のいい人も含めて多くの人が、世界には人が多すぎると考え、人口がコントロールできないほど増えていると思っています。しかし、それはまったくの逆です。もっと子どもを産まないと、文明は崩壊してしまいます」

8月19日に開催された人工知能イベントテスラAIデーで、ヒト型ロボット「テスラボット」を発表しました。

現時点でテスラボットが解決しなければならない主な問題は、人がやりたがらない危険な仕事、反復的な仕事、退屈な仕事をすることですが、将来的には、仕事の範囲がもっと広くなる可能性があります。マスクCEOは、「人が足りなければ、各国の経済を支える労働力も足りなくなるので、テスラボットはこの問題の解決に役立つ」と語っています。

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「テスラボットは、時間の経過とともに人間の労働力の代替デバイスとなる可能性を秘めています。経済の基盤は労働力です。さまざまな設備は基本的に労働力を蒸留したものです。いろんなものの根本的な制約条件は労働力そのものです。人が足りない、人手が足りないのです。文明にとって最大のリスクの一つは、少子化と急速な出生率の低下だと思います」

このヒューマノイド・ロボットは、身長5フィート8インチ(1.73メートル)、体重125ポンド(57キロ)、最高速度5マイル(8キロ/時)で開発されています。

同社はフレンドリーなロボットを開発していますが、人間よりも「強い」かもしれないというマスク氏の懸念を知っているため、テスラ社は特に安全性を重視しています。

テスラボットは、何か問題が発生しても人間がコントロールすることができるように、スピードが遅く、力が強すぎないように特別に設計されます。

「機械的なレベル、物理的なレベルでは、人間が逃げ出したり、圧倒したりできるように設定しています。願わくば、そのようなことが起こらないようにしたいですが、それは実際にはわからない」とマスクCEOはAIデーで語っています。

テスラボットは、軽量素材で作られ、腕に12個、手に12個、足に12個、胴体に2個、首に2個の計40個の機械的アクチュエータを搭載することにより、人間のような敏捷性を備えています。また、バランスをとるための2軸の足と、「フォース・フィードバック・センシング」(耐圧力センサー)も搭載されます。

頭部には、様々な情報を表示するためのスクリーンが搭載される予定です。テスラボットには、8台のカメラ、FSDハードウェア、マルチカムビデオニューラルネットワーク、ニューラルネットワークプランニング、オートラベリング、シミュレーションツールが搭載されます。つまり、特定のルートをプログラムすることなく、環境の中で独立して動くことができるようになるのです。

これらのことから、テスラボットは多くの仕事に理想的な労働力となり、将来的には各国の経済を支え、崩壊から守ることができるということなのです。

「ニューラリンク」来年にも最初のヒト試験

12月7日(火)に開催されたウォール・ストリート・ジャーナル(WSJ)のCEOカウンシル・サミットにイーロン・マスク氏が登場し、短いながらも充実したインタビューを受けました。マスクCEOは、テスラの「サイバートラック」、スペースXの「スターシップ」、「ニューラリンク」(訳注:イーロン・マスク氏が設立したニューラリンク社は、ヒトの脳とコンピュータをつなぐ「ブレイン・マシン・インターフェイス」の研究開発をする会社)など、自社の最も最先端で興味深いプロジェクトの最新情報を提供しました。

たくさんの先進的な企業のCEOであるイーロン・マスク氏は、特にニューラリンク社とその将来の可能性について、非常に楽観的な見方をしているようです。

このサミットでマスクCEOは、ニューラリンク社がFDA(アメリカ食品医薬品局:Food and Drug Administration)の承認を得た上で、2022年に人間での試験を開始したいと述べました。

「来年、FDAの承認を得て、四肢麻痺などの重度の脊髄損傷者を対象とした最初の人間での実験を開始したいと考えています。
言っておきますが、この装置を埋め込むための私たちの基準は、FDAが要求するものよりもかなり高いものです。テスラの安全性に対する我々の基準が、米国政府が要求するものよりもはるかに高いのと同じように」

四肢麻痺とは、両手両足が麻痺した状態のことをいいます。四肢麻痺の原因となる怪我は、その程度も様々です。ニューラリンク社は、四肢麻痺のような患者を支援することを目的とした「N1 Link」というデバイスを開発しました。

「N1 Link」は、ニューラルリンク社が患者の治療用に作った1024チャンネルを持つデバイスです。患者の脳に埋め込んだ後は、無線で目に見えない形でデータを送信することができます。ニューラリンク社は、「マカクザル」のページャーへの「N1 Link」の埋め込みに成功した結果をデモしています。

イーロン・マスクCEOは、「N1リンク」の将来性について、慎重かつ楽観的な見方をしています。彼はこのデバイスが重度の脊髄損傷者の助けになると信じています。

「これは非常にクールなものだと思いますし、私は非常に、強調して言えば、慎重にかつ楽観的に考えています。ニューラリンクの活用で、脊髄損傷の方の全身機能を回復させるチャンスがあると思っています。つまり、歩くことも腕を使うこともできない人が、自然に歩けるようになる可能性があるということです。これは非常に大きなことですし、過度に期待すべきではありませんが、私はこれが可能であることを確信しています」

現在、ニューラリンク社は、四肢麻痺の患者が、自然な方法でコンピューターや携帯電話と対話できるようにすることで、デジタル技術によって行動の自由を取り戻すため「N1Link」の可能性に注目しています。

7月には、シリーズCの資金調達を発表し、2億500万ドルを調達して、「N1 Link」を市場に投入します。また、この資金の一部は、他の製品の研究開発を加速させるためにも活用されるものです。

イーロン・マスクCEOは、ニューラリンク社の短期的な目標として、脳に損傷を受けた人々を支援することを挙げています。そして長期的な目標は、人類のAIリスクを低減することです。

イーロン・マスクのWSJインタビューは以下からご覧いただけます。

この記事はこのサイトをとこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。

イーロン・マスクはもはや「マッドサイエンティスト」ですね。

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