10月15日に米国インディアナ州ウェスト・ラファイエットの州間高速道路65号線で発生したハイドロプレーニング現象に起因する事故で、テスラモデル3のドライバーが自分の車が燃えている動画を公開しました。
右側の金属製ガードレールが欠損していたため(前日の事故で破損)、二重に不幸な出来事となりました。モデル3は金属製の柱にぶつかり、バッテリーパックが破壊され、「すぐに車が炎上した」とのことです。仮にガードレールのサポートがあれば、ここまでひどい結果にはならなかったと思われます。
「2021年10月15日午前5時頃、インディアナ州ウェスト・ラファイエットの州間高速道路65号線を南方面に走行していました。 運転はオートパイロット利用しており、激しい雨の中だったので、ハイドロプレーニング現象を起こし、運転席側のフロントバンパーで左中央分離帯のセメントバリアに衝突し、道路脇に滑り落ちました。 その部分はちょうどこの事故の前日にトラクタートレーラーが金属製のガードレールを破壊した事故により欠損していた場所です。 結果的に、高速道路の路肩にはみ出したときに、前日の事故でガードレールがなくなって金属の柱が露出していたため、芝生の路肩を滑って金属の柱に足回りをぶつけてしまい、車の下にあるバッテリーパックが壊れてすぐに炎上してしまったのです。 もしガードレールがあったら、助手席側のドアを壊しただけで、ドアが壊れたことと、運転席側のフロントバンパーに擦り傷がついたことを除けば、テスラは全く問題なかったと思われます。」
この映像は、2170型の円筒型バッテリーセルが様々な方向に飛び出している、本格的なバッテリー火災であることを示しています。
消防隊員は水を使って消火活動を行いましたが、雨の力を借りてもバッテリーの火を消すのは難しい状況であった事がわかります。
幸いなことにドライバーは無事で、「これは全損だろうな」と笑いながら話している様子も映像に残っています。
その後、ショベルカーが登場し、車を逆さまにしてバッテリーパックを解体し、水をかけて消火し、最後にバッテリーを冷やして再燃しないように処置をする映像も写っています。
まだこの時点でさえもハザードランプが点灯していたのには驚きです。消火後、消防隊員はサーモグラフィを使って温度を再確認しています。
電気自動車のバッテリー火災の消火活動は、本当に大変な作業です。
以下、この事故の様子を3つの動画に分割してご紹介します。
この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。
バッテリー火災の恐ろしさがよく分かる映像です。また、消防隊も「ショベルカー」で車体をひっくり返して消火するノウハウも凄いけど。
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