テスラは、ソフトウェア・アップデート2021.36.8により、まず米国においてセキュリティ機能「セントリー・モード」のライブカメラ・アクセスを正式に開始しました。
セントリーモードは、テスラのオーナーが利用できるセキュリティ機能で、車両の近くで発生したイベントをカメラ映像で記録することができます。
これまで過去には、破壊する者の逮捕や強盗事件の解決、事故の責任追及などに利用されてきました。
この機能は、テスラに搭載されている8つの外部カメラを使用して、車両の周辺で発生した事象を撮影します。
またこの機能は、その「ステルス性」と、機能が作動していることを示すことなく録画できるという点で、非常に効果的です。
先週、イーロン・マスクCEOが、テスラのスマートフォンアプリケーションからセントリーモードのライブ映像を見ることができるようになるとツイートしました。
マスク氏がこの機能の提供をツイートしてからわずか5日後は、すでに実装を始めているようです。
テスラはこの機能を、月額9.99ドル(日本では990円/月)のプレミアム・コネクティビティ・パッケージに追加しました。
プレミアム・コネクティビティ・パッケージには、ナビゲーション、ライブ交通映像、衛星地図、ビデオ・ストリーミング、音楽ストリーミング、インターネット・ブラウザー利用などが含まれます。
テスラは、ソフトウェア・アップデート2021.36.8でセントリー・モードのアプリによるライブ映像を開始し、リリース・ノートでその機能について説明しています。
「駐車中の車の周囲をリモートで確認し、車に戻る前に周辺の安全を確認できるようになりました。カメラ映像はエンドツーエンドで暗号化されており、テスラはアクセスすることはできません。有効または無効にするには、「コントロール」>「セーフティ&セキュリティ」をタップします。
注:この機能は、iOSモバイルアプリのバージョン4.2.1以上、およびプレミアムコネクティビティが必要です。」
現在、この機能はAndroid端末では利用できず、セントリーモードのライブカメラアクセスにアクセスできるのはiPhoneユーザーのみとなっています。
テスラがセントリーモードにライブカメラアクセスを追加した理由について、誰かが車両を間近から見ているだけでも、セントリーモードの警告はかなり頻繁に発生するため、アクセスしやすくするためではないかと考えられます。
加えて、安全面も考慮されています。セントリーモードの警告は、例えば武装した人が車に強盗や破壊行為を行っていることを意味しており、スマートフォンの画面でリアルタイムにイベントの様子を見ることができることは、犯人と直接対決するよりもはるかに安全だと考えられます。
この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。
日本国内のアプリは4.2.2までアップデートされますが、肝心のクルマのアップデートが降ってきませんね。
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