テスラは、需要の拡大、車両品質の向上、世界トップクラスのEV技術、そして世界の他の市場への生産拡大への取り組みにより、過去数年間にわたって急激な成長を遂げてきました。その傾向は特に欧州で顕著な現象です。
また、テスラは1年以上前から、中国の上海に初の海外生産拠点、GIGA上海ファクトリーを設立し、国際的に生産活動を拡大してきました。今年後半には、ドイツとテキサス州オースティンに新たな生産施設を開設する予定で、国内外で製造拠点を拡大し続けています。
欧州では、GIGAベルリンファクトリーがまだ建設中であり、今後数ヶ月のうちに生産を開始するという状況のため、テスラは現在、欧州に稼働中の製造工場を持っていません。しかし、欧州での需要は、中国のGIGA上海ファクトリーによって補われており、テスラは2021年1月から欧州にモデル3を輸出しています。こうした取り組みの結果、テスラは欧州内で最も売れているEVを持つメーカーとしての地位を確立しました。
EU-EVsの新しいデータによると、モデル3は欧州連合で最も人気のある電気自動車であり、2位以下を大きく引き離し競争になっていない独走状態(2位の1.55倍売れている)です。今年、テスラは「モデル3」を2万7,186台販売しており、最も近いライバルはフランス製のルノー「ゾーイ」で、今年これまでに1万7,452台を販売しています。
フォルクスワーゲンは3位、4位、5位をそれぞれ「ID.3」、「ID.4」、「UP! EV」で占めています。
フォルクスワーゲンは、現在提供している3台の電気自動車でトップ5に入っており、今年累計の販売台数は47,878台と、EUでのトップブランドとしての地位を確立しています。これは、EUにおける電気自動車の市場シェアの18.1%を占めており、素晴らしい数字です。
テスラは、EU域内の総登録台数が27,377台であり、EU域内で2番目に人気のあるEVメーカーです。これは、2021年、テスラがモデルSとモデルXの販売停止による影響を含めての実績です。
加えて、2021年までの英国における電気自動車の販売台数ランキングで、同社の「モデル3」がEV市場を独占し続けています。
モデルYは、テスラがGIGAベルリンファクトリーの生産施設の完成を待っているため、現在ヨーロッパでは販売されていません。しかし、もしGIGAベルリンファクトリーの生産準備が整わなければ、テスラは第3四半期に上海から欧州へのモデルYの輸出を開始するのではないかという憶測もあります。ただし、これらの噂はテスラから直接確認したものではありません。
欧州は、世界で最も電気自動車が集中している地域のひとつであり、EVメーカーにとっては依然として激戦区です。しかし、テスラはEVの世界的リーダーとしての地位を確立し続けており、現在のところ競合他社が割って入る余地はほとんどありません。テスラは常にに製品を改良・アップデートし、航続距離や性能を向上させている中で、他社がこのイーロン・マスクの会社に挑戦する余地はほとんど無いのが実情です。
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結局色々報道されえているのを、実績で覆していっている印象ですね。それにしても、モデルYを欧州に輸出するなら日本でも発売してもらいたいところです。ここでも、右ハンドルのハンディキャップですね。
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