バークレイズは、電気自動車メーカーのテスラ(NASDAQ:TSLA)の2024年第2四半期の業績見通しについて、慎重な姿勢を示しています。この見通しに沿って、バークレイズのアナリストは、テスラ株価のレーティングを「イコールウェイト」に、目標株価を1株あたり180ドルに据え置いています。
コンセンサスを大幅に下回る
バークレイズのアナリストによると、テスラの今四半期の出荷台数は約41万5,000台となる見通しです。これは、2024年第1四半期にテスラが出荷した38万6,810台を上回る数字ですが、アナリストは、この数字はコンセンサス予想の44万4,000台を大幅に下回ると述べています。
「今年第2四半期の納車台数は約415,000台と推定しており、現在のコンセンサスである444,000台を下回る見込みです」
しかし同社は、その推定値は「やや控えめなバイサイド(買い方)の期待値に沿ったもの」であると述べています。また、バークレイズは、2024年第2四半期のテスラがまとめた最終的なコンセンサスは、さらに低い数値になる可能性が高いとも述べています。
在庫が増加
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バークレイズは、テスラの第2四半期の業績が低迷する見込みなのは、欧州での販売台数が期待を下回ったことと、中国での生産台数がわずかな増加にとどまったことが原因であると指摘しています。
これとは別に、バークレイズは、テスラの在庫問題について懸念を表明しました。
「生産台数は約42万台で、さらなる在庫増加を示唆している」
また、バークレイズのアナリストは、テスラが在庫を約5,000台積み増しし、世界全体の在庫が15万台程度になるだろうと予想しています。
テスラは2024年第1四半期はアナリスト予想を下回り、41万5,000~43万台の予想に対して、38万7,000台未満の車両しか納入できませんでした。これを踏まえると、第2四半期に再び予想を下回れば、電気自動車メーカーであるテスラにさらに悪影響を及ぼす可能性があります。
「2024年第2四半期の利益率は新たな底値を記録する可能性がある。EPSのさらなる下方修正が予想される」とアナリストは述べました。更にテスラは「2024年と2025年の予想についても、引き続き下方修正される可能性が高い」と述べています。
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