テスラの全体的なバッテリー寿命と健康状態は、最近の「インパクトレポート2023」で非常に良好であることが明らかになりました。しかし、まれに問題や劣化が発生する場合もあります。少なくとも最初のステップとして、テスラサービスに連絡する必要なく、潜在的な問題を自己診断する方法を知っておく価値があります。
テスラは、車両バッテリーの状態をテストする2つの方法を提供しています。1つは、問題があればそれを強調表示するクイックセルフテストで、もう1つは、より時間がかかりますが、バッテリーの健康状態を詳しく確認できる方法です。
テスラアプリでのバッテリーヘルスチェック
テスラアプリを起動し、メイン画面の「サービス」セクションにアクセスします。
次に「サービス」をタップし、「バッテリーと充電」を選択し、最後に「航続距離」を選択します。さらにサービスセンターを選択するよう指示が出たら、任意のサービスセンターをまず選択します。次に、問題について記述するよう求められます。「航続距離」または任意のテキストを入力し、下部の「次へ」をタップします。
これは自動化されたソリューションであり、「次へ」をタップしても実際にサービスセンターにリクエストが送信されるわけではないことにご注意ください。このアプリは、バッテリーが正常な劣化範囲内にあるかどうかを素早く自己診断します。これは簡単な自己診断テストであり、テスラが想定するバッテリーの劣化レベルの範囲内であることをお知らせするものです。
サービスモードでのバッテリーヘルスチェック
より詳細なバッテリー状態の分析をご希望の場合は、サービスモードでの診断ということになります。サービスモードに入ったら高電圧メニューに移動し、「HVバッテリー」セクションの「ヘルスチェック」をタップします。
サービスモードでのバッテリーヘルスチェックより詳細で、充電設定によっては24時間以上かかる場合もあります。またスーパーチャージャーではなく、プラグを差し込んでおく必要があります。充電速度が遅いほど、テストに時間がかかります。ただし、最低でも12時間、ロングレンジの車両を低いアンペア数で充電する場合は48時間以上かかることを想定してください。
サービスモードのバッテリーヘルスチェックの仕組み
サービスモードテストを実行するのに最適なタイミングは、バッテリーが満タンではなく、空に近い状態の場合です。そうでなければ、バッテリーを空にするために無駄なエネルギーを使うことになります。
バッテリー残量が十分に低下すると、車両は100%まで充電されます。充電が完了したら、サービスモードの高電圧セクションに戻り、車両にバッテリー健康状態のパーセンテージが表示されます。
テスラによると、テスラのバッテリーは平均して20万マイル(321,000 km)走行すると約15%劣化します。劣化の大半は初期に起こり、つまり、車両が新しいほど劣化が早く進み、その後、劣化は徐々に収まります。
バッテリーヘルスチェックは、バッテリーに問題が生じている可能性がある場合にのみ、以前は頻繁に使用されていましたが、このチェックは控えめに使用すべきです。テストを実行すると、バッテリーの充電サイクル数が増加するため、このチェックそのもので劣化が多少進むことになります。1回程度であれば問題ありませんが、頻繁にテストを実行すると、バッテリーが劣化するだけでなく、電気代も増加します。
他社と比較する
上図は、テスラがモデル3とモデルYのバッテリー保持率についてシェアしたグラフです。以前は、このグラフを使ってテスラの調査結果と自分の結果を比較することができました。テスラは(車両によって異なりますが)通常バッテリーの充電状態を40%~80%の範囲に保つことを推奨しています。一方でリン酸鉄リチウムイオン、いわゆるLFPバッテリー搭載車両は、少なくとも週に1回程度は100%まで充電することを推奨しています。
テスラ車のサービスモードへのアクセス
サービスモードにアクセスするには、コントロール > ソフトウェアに移動し、車の画像の下に表示される車両のモデル名を長押しします。その後、手を離し、ダイアログボックスに「service」と入力してから「ok」を押してください。
ただし、車両に致命的な悪影響を及ぼす可能性があるため、内容を十分に理解しない限りは変更しないことが重要です。また、ここではサービスモードの変更を推奨しているわけではなく、情報提供を実施しているだけで、サービスモードへのアクセス含め全て自己責任でお願いいたします。さらに、サービスモードはトラクションコントロールのような重要な安全機能を無効にするため、サービスモードを有効にした状態で運転しないでください。
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