欧州の電気自動車競争、テスラモデルYはいわば「ブラックホール」の一方、モデル3は競争激化

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Credit:Tesla
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2023年、欧州の電気自動車販売台数は2022年に引き続き好調です。市場調査会社によると、テスラモデルYは昨年と同様、最初の6ヶ月を終えて再び首位に立ちました。一方ですでに発売開始から5年以上経過しているテスラモデル3は、モデルYとは異なり、多くの競合との戦いとなっています。

テスラ モデルYが競合を飲み込む

テスラはモデルYで、ミッドサイズ・クロスオーバーSUVフォーマットの他の電気自動車に「ブラックホール」効果をもたらしたと、データサービスEV-Volumeのホセ・ポンテス氏は最近の投稿で書いています。同氏によれば、2023年上半期に最も売れたEVモデル20のリストに入ったのは、プラグイン・ハイブリッド車も含むこのフォーマットではボルボXC60の1車種だけという状況で、テスラモデルYには直接的で適切な競合がいない状態が続いています。

ポンテス氏によると、6月の欧州におけるモデルYの販売台数は約33,500台で、モデルYは8ヶ月連続で電気自動車リストのトップになりました。競争力のある価格設定と迅速な納品が功を奏した、とポンテス氏は評しています。今後数カ月も同様の結果になりそうですが、しかし、このモデルYの大幅な増加は今後は期待できないとのことです。2023年は欧州市場における「モデルYの販売ピーク」となる可能性があります。

モデル3は今のところピークを過ぎている可能性さえあります。ポンテス氏のデータによると、2023年上半期のモデル3の欧州での販売台数は43,000台強で、2022年全体の50%未満です。とりわけ、このセグメントにもっと多くの選択肢があることも今後の販売台数が減少する理由です。ポンテス氏は、BMW i4、ポールスター2、そしてSUVとして販売されているにもかかわらず背の高いハッチバックに過ぎない起亜EV6をモデル3の直接の競争相手として挙げています。今のところこれら3つの電気自動車を合計すると、モデル3よりも販売台数が多いのですが、個別に見るとどれも半分も売れていませんが。

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テスラモデル3とポルシェタイカン

モデル3がVWの電気自動車2台に先行

テスラモデルYとモデル3の2台の代わりに、フォルクスワーゲンの電気自動車2台が今年上半期の欧州販売台数チャートで勢いをましており、そのうちID.4は41,733台でモデル3に迫り、ID.3も35,415台で歩調を合わせています。そのため、モデル3が年間を通して2位の座を守るのは難しいだろう、とポンテス氏は推測しています。テスラ・モデル3のリフレッシュ版とされる「プロジェクト・ハイランド」が新たな勢いをもたらすと期待されていますが、この勢いがどの程度強いのか、また生産移行がどの程度スムーズに行われるのかは不明です。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・一部補足・編集して作成しています。

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