テスラ、2023年第2四半期のエネルギー貯蔵設備導入量が3倍以上に増加

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一方で、太陽光発電設備の導入量は著しく減少しました。

拡大するエネルギー事業

テスラ・エナジー事業は、バッテリー・エネルギー・ストレージ・システム(BESS)の導入が急速に進む中、販売台数、収益性ともにこの2023年第2四半期は非常に好調な四半期であったと述べています。

テスラの四半期エネルギー貯蔵設備導入量(GWh)
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同社によると、第2四半期のテスラ・エナジーの発電・蓄電事業の売上高は前年同期比74%増の15億900万ドル(売上高全体の6.1%)、売上原価は12億3100万ドルとなっており、粗利率が18.4%という結果です。

テスラエナジーストレージ – 2023年第2四半期

テスラは、BESSの導入が前年比3倍以上の3,653メガワット時(MWh)つまり3.65ギガワット時(GWh)になったと報告しています。これは前年比222%の増加です。今年これまでのところ、導入量は7.5GWhを超え、これはすでに2022年全体累計導入量を上回っています。

バッテリー・エネルギー・ストレージの導入実績

  • 第2四半期:3,653MWh(前年同期比222%増)
  • 2023年累計:7,542MWh(前年同期比281%増)

テスラによると、このバッテリー・エネルギー・ストレージ導入拡大において重要な役割を果たしたのは、カリフォルニア州ラスロップにある同社初のメガパック工場(メガファクトリー)の継続的な立ち上げ(2021年発表)で、年間生産量は40GWh(四半期平均10GWh)に達すると計画されている工場の順調な稼働と顧客の継続的なニーズが大きいと考えられます。

「第2四半期のエネルギー貯蔵導入量は前年同期比222%増の3.7GWhとなり、カリフォルニア州ラスロップにある当社初の専用メガパック工場(メガファクトリー)の立ち上げが進行していることから、当四半期も好調に推移しました。この40GWhのメガファクトリーの立ち上げは成功し、フル稼働までまだ余裕があります。エネルギー貯蔵の導入率はプロジェクトのタイミングによって変動する可能性がありますが、生産率は第2四半期に前四半期比でさらに改善しました。」

将来的には、最近発表された上海のプラントを含め、世界中で同じようなプラントが建設されるでしょう。投資額は約20億ドル(約2.8兆円)と見積もられており、2024年には完成する予定です(生産開始は2024年第2四半期の予定)。

将来、欧州にも第3のBESS工場(年間40GWh)が建設され、合計で年間100GWhを超える規模になるには、おそらく時間が解決してくれるでしょう。

テスラは、主に3種類のBESS製品を提供しています(数字はすべて暫定値/今後の製品改良で変更される可能性あり)

  • 家庭用パワーウォール(1台あたり使用可能13.5kWh/ピーク7kW/連続5kW)
  • 商業施設向けパワーパック(最大232 kWh/1ユニットあたり最大130 kW)
  • メガパック(電力会社による最大のプロジェクトである3 MWhユニット)
  • ここ数週間で、テスラ・パワーウォールの設置台数は全世界で50万台を突破しました。
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ソーラールーフ

テスラは四半期報告書アップデートレターにおいて、ソーラールーフの設置状況について沈黙を守っています。ソーラールーフはニューヨークのギガファクトリー2で生産している主住宅用の太陽光発電パネルです。

この記事はこの投稿を引用・翻訳・一部補足・編集して作成しています。

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