イーロン・マスク氏は、電気自動車のテスラから宇宙開発のスペースX、次世代交通のボーリング・カンパニー、ツイッター、そして脳インプラントのニューラリンクまで、自分の会社で多忙を極めていますが、それでも他人をおちょくるヒマはあるようです。これまで彼はツイッターで言葉だけでこうした行為をしてきましたが、今、彼は物理的な「戦いの世界」に大きな一歩を踏み出したいようです。
マスク氏がツイッターで、フェイスブックのボスであり同じく億万長者のマーク・ザッカーバーグ氏と戦う用意があると宣言したのに対して、ザッカーバーグ氏はインスタグラムで、テスラのボスにそのケンカの場所を指定するよう求めました。
ストリートファイト経験のあるマスク
The Vergeの報道によると、ザッカーバーグ氏の広報は、彼のインスタグラムの投稿が冗談のつもりではなかったことを確認したとのことです。これに対しマスク氏はツイッターで返答し、彼は「ラスベガスのオクタゴン」を希望会場に挙げました。つまり、アルティメット・ファイティング・チャンピオンシップ（UFC：米国の本格的な格闘技団体）が、ほぼルール無しに格闘技の試合を開催している（八角形の：オクタゴン）リングです。
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テスラのボスはその後格闘技の特別なテクニックを披露し、より楽しい雰囲気を醸し出しましたが、それも深刻な感じです。ザッカーバーグ氏が引き下がらないのであれば、マスク氏は実際の八角形のリングでの戦いから簡単には抜け出せそうにありません。2022年3月、ロシアのプーチン大統領は、ウクライナの将来をめぐる決闘にテスラのボスを招待しましたが、それには反応がないままでした。
イーロン・マスクへ ザッカーバーグが本気でイーロンと戦うつもりであることを確認しました。 メタの広報担当者は次のように語っています。 「ザックのインスタ投稿で『（戦いの）場所を送ってくれ』という投稿があります。」 イーロン・マスク 「ラスベガスのオクタゴンで」（格闘技団体UFCのメインの8角形のリング）
つまり、マスク氏がテスラ社やスペースX社のCEOとして強大な既存業界と様々な軋轢を生んでいますが、私生活でも彼においても戦いを好むようです。The Verge』によれば、プーチンは経験豊富な柔道家として知られ、ザッカーバーグ氏も以前から柔術のトレーニングを受けているとのことです。一方、マスク氏はかつて語ったように、生まれ故郷の南アフリカでストリートファイトの経験があるようです。テスラのボスは誕生日のパーティーで、相撲のチャンピオンという一見格上の相手に挑んだことがあり、実際にマットに倒したこともある、と主張しています。
メタ社はツイッターの対抗アプリを計画中
ザッカーバーグとの戦いが実際にラスベガスで行われるなら、12歳年上のテスラのボスがまだどれだけ体力があるか、世界中が知ることになるでしょう。フェイスブックの親会社であるメタ社は、インスタグラムをベースにマスク氏のツイッターに直接対抗するものを作りたいと考えているようです。この動きは、昨年10月以来マスク氏が所有しているツイッターへの公開決闘のようなものです。
まもなく、この対立は2人の億万長者によって、言葉の代わりに拳と脚とで戦われることになるかもしれません。どちらのプラットフォームがより多くの視聴者を惹きつけるかをめぐって、事実上の平行線バトルが勃発しそうです。
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