米国運輸保安庁のリコールに基づく新たなデータから、テスラ車は、予測される30年の車両寿命の中で、圧倒的に「リコール」される可能性が高いことが判明しました。
米国運輸保安局(NHTSA)がテスラに対してリコールに次ぐリコールで鉄槌を下し、その多くが無線アップデートで修正されたため、「リコール」という言葉は過去2年間、かなり論争になりました。しかし、NHTSAはまだその用語を変えておらず、iSeeCarsの新しいデータでは、テスラ車は生涯にわたってリコールされる可能性が、他のどの車種よりもかなり高いことが判明しています。
iSeeCarsは、米国運輸保安庁が発表した10年分のリコールを分析し、その数を30年の寿命で予測することで、最もリコールが多い車と少ない車のトップ25を作成し、トップ5のうち1つを除いてテスラが占めると結論づけました。生涯で最もリコールが多い車種ワースト10は以下の通りです。
順位 | モデル | 30年以内のリコール数予測 | 全体平均との比較 |
1 | Tesla Model Y | 62.4 | 15.60倍 |
2 | Porsche Panamera | 61.8 | 15.45倍 |
3 | Tesla Model 3 | 56.8 | 14.2倍 |
4 | Tesla Model X | 27.3 | 6.83倍 |
5 | Tesla Model S | 26.4 | 6.60倍 |
6 | Lincoln Aviator | 23.0 | 5.75倍 |
7 | Volkswagen Atlas Cross Sport | 22.4 | 5.60倍 |
8 | Volkswagen Atlas | 20.8 | 5.20倍 |
9 | Ram 1500 | 20.5 | 5.13倍 |
10 | Ram 1500 Classic | 20.5 | 5.13倍 |
テスラのリコールは、OTAアップデート(無線アップデート)で修正された問題でリコールされることが圧倒的に多いという明らかな矛盾の他に、iSeeCarsは、テスラ車は他の車種よりもリコールされる時期が遅いことも述べています。通常、車両が古くなるにつれて、リコールされる回数は減少します。しかし、テスラ車の場合はそうではなく、常に新しいソフトウェアに更新されるため、新たなリコールが発生するということになるのです。
テスラ以外のブランドでは、トップ25に4回ランクインしたポルシェ、3回ランクインしたBMWとジープ、2回ランクインしたフォード、リンカーン、ラム、フォルクスワーゲンなどが、iSeeCarsの分析で苦戦を強いられています。
反対に、生涯リコールの回数が最も少なかったのは、メルセデス、レクサス、トヨタの3車種で、そのほとんどが1回もリコールを起こしていないことがアナリストの調査で判明しました。しかし、トップはMINIクーパー・コンバーチブルで、生涯リコール回数はわずか0.2回でした。リコールが少ない車種トップ10は以下の通りです。
順位 | モデル | 30年以内のリコール数予測 | 全体平均との比較 |
1 | MINI Convertible | 0.2 | 0.05倍 |
2 | Lexus NX 300h | 0.3 | 0.08倍 |
3 | Lincoln MKZ Hybrid | 0.5 | 0.13倍 |
4 | Mercedes-Benz CLA | 0.5 | 0.13倍 |
5 | Lexus RX 450h | 0.5 | 0.13倍 |
6 | Nissan 370Z | 0.5 | 0.13倍 |
7 | Hyundai Elantra GT | 0.6 | 0.15倍 |
8 | Mercedes-Benz GLA | 0.6 | 0.15倍 |
9 | Mercedes-Benz GLC | 0.7 | 0.18倍 |
10 | Lexus IS 300 | 0.7 | 0.18倍 |
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