テスラは、最新のソフトウェア・アップデートで、車内の寒さの最たる原因とされるものである、車両が十分にウォーミングアップされる前に出てくる冷気を解消する新機能を追加しました。
テスラ車は一貫してソフトウェア・アップデートによって機能改善され、車両性能のアップデート、バグ修正、あるいは今回のような便利なオプションなどの追加が可能となっています。
これらのソフトウェア・アップデートは定期的に行われ、テスラオーナーは、携帯電話のアップデートのようにダウンロードしてインストールするだけで機能が追加され、他の自動車メーカーではなかなか実現できないような体験を得ることができます。
テスラの最新のソフトウェア・アップデート2023.6.9では、アップルミュージックのような過去の機能の改善や、タイヤ空気圧カードの出現のようなリリースノートに掲載されていない変更がいくつか行われています。
テスラは今回のアップデートで、「クライメート・システム・ウォーミングアップ」という機能をリリースしており、ファンが作動して吹き出し口から空気を放出する前に、空気が希望の温度まで温められていることを確認する機能とされています。
「車両がファンを作動させる前にHVACシステムの空気が暖まるのを待っているときに、車内温度の上に「ウォーミングアップ」と表示されるようになります。」
これは、車内がすでに寒いのに、吹き出し口から冷たい空気が吹き出すという不快な思いをしなくてすむ便利な機能です。テスラでは、車内がようやく暖かくなって暖かい空気を吹き出すタイミングを推測する代わりに、温度を選択できるようになり、その温度に達するまで空調システムから空気が吹き出さないようになったということです。
テスラは、長年にわたり車載機能にさまざまな改良を加え、車両稼働中のドライバーの快適性を向上させてきました。この機能とともに、新しい車両のドライバーは、ステアリングホイールのヒーターや、オーナーがモバイルアプリで特定の温度で車両を暖めることができるキャビンプレコンディショニングも利用できるようになっています。
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