右ハンドル電気自動車市場の今後の予測は?

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現在のEV市場は、アメリカ、ヨーロッパ、中国の左ハンドル市場に集中しているように見えますが、世界中の多くの人々が右ハンドル車で生活しています。以下は、リシンク・エナジー社のリードアナリストであるピーター・ホワイト氏が予測した右ハンドルEV市場予測の概要です。

オーストラリア

2021年の始まり(いまからおよそ12カ月前)までは、オーストラリアの道路を走るEVはわずか14,000台でした。ホワイト氏は、2021年にオーストラリアが7,000台のEVが増加すると予想しましたが、それでも新車販売台数のわずか0.8%に過ぎないシェアです。

しかしながら、豪州市場の変化は予想以上に速く、2021年には20,665台のEVが販売され、現在では新車市場の1.95%のシェアを電気自動車が占めていることになります。豪州政府の取り組みも普及率を飛躍的に高めることになり、その効果はこれからが本番です。

2020 2021 2022 2023 2024 2025

新規EV販売シェア
(実績と予測)

0.8% 1.6% 7.7% 12% 16.8% 27.9%

このように、リシンク・エナジー社の予測は、業界の多く(例えばBNEF:ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンス)に比べれば大胆ですが、それでも未来が現在になれば、まだまだ保守的であったというようなことになるかもしれません。

ここで、豪州クイーンズランド州のグラフをご覧ください。小さな台数ですが、グラフの傾向は一目瞭然です。

クイーンズランド州の電気自動車台数推移
Credit:Cleantechnica

インド

インドでは、4輪乗用車よりも2輪車や3輪車の方が圧倒的に多く、これらのどこでも乗れる乗り物の電動化が進んでいます。しかし、道路の質が向上するにつれて、乗用車の台数は増加すると予想されます。

2021年初頭、インドのEV乗用車は約3240万台中51,500台、二輪車は2億2100万台となっています。

リシンク・エナジー社のホワイト氏は、2025年までに新車の5%がEVとなり、インドはEV乗用車の累計が50万台に達すると予測しています。加えて、2030年には新車の28%、2040年には40%以上、2050年にはほぼ100%が電気自動車になると予想しています。

英国

現在、英国の道路を走っているEV総数は688,000台となっています。

2020 2021 2022 2023

新規EV販売シェア
(実績と予測)

10.7% 15% 19.5% 24.5%

ホワイト氏は、2034年までに新車はすべてEVになり、2041年には英国の道路からICE(内燃機関)車がなくなると予想しています。

ただ、現在の勢いが続くとこれがもっと早く実現するかもしれません。

南アフリカ

現在、南アフリカの道路を走る電気自動車は3,645台しかなく、EVの新規販売が10%を超えるのはおそらく2026年、50%を超えるのは2032年ごろと予想されています。

その頃には、南アフリカの道路を走るEVは1,000万台中、100万台になっていることでしょう。2043年には、ICE車は販売されなくなりますが、2050年以降も道路上にまだ存在し続けるという予測です。

インドネシア

改めて考えてみると、この国は道路が二輪車と三輪車で占められている国で、以下の数字とパーセンテージは、自動車だけのものです。

2021 2022 2023 2024 2025

新規EV販売シェア
(実績と予測)

1.7% 3.8% 7.9% 13% 20%

2030年には新車の50%以上がEVになり、2040年にはICE車が売れなくなるはずです。2050年までに、インドネシアの道路を走る車の65%(1,726万台)がEVやその他のゼロエミッション車で、残りの35%(940万台)がICE車となります。

日本

日本ではすでに35万7000台のEVが走っているが、ホワイト氏は2030年には510万台のEVが走ると予想し、2034年には新車販売台数の50%がEVになり、2040年にはICE車の販売はなくなると考えられています。

2021 2022 2023 2024

新規EV販売シェア
(実績と予測)

1% 1.4% 1.9% 3.3%
2050年までの日本におけるプラグイン自動車の成長
Credit:Cleantechnica

2050年までに、6,680万台の国内全車両をゼロエミッションにすることが目標化されています。

ニュージーランド

ニュージーランドは非常に小さな市場ですが、南太平洋のノルウェーになるという野心と、国民の熱心なEV普及を鼓舞する計画については言及に値すると考えられます。ニュージーランドでは、政府の補助金もあり、昨年は1万台近いBEVとPHEVが販売されました。ニュージーランドが10年後までにEVの新車販売台数100%を達成することが期待されています。

要するに、右ハンドルのEV市場は、非常に大きい自動車マーケットである日本の電動化が遅れている状況で、特にインドがそのポテンシャルを発揮できれば、今後数年で相当数の右ハンドルEVが導入されると予測されます。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。

それにしても日本のEVシェアの低いことに驚きです。

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