先日のホリデーアップデートで更新されたソフトウェアV11について、ユーザーの間でそのユーザーインターフェイスに非常に不満がたまっています。
テスラとそのソフトウェア開発チームは、新しいソフトウェアV11とその更新されたユーザーインターフェースのリリースに際して発生した、テスラオーナーからのフィードバックを数多く聞いたようです。イーロン・マスクCEOが最近Twitterに投稿したように、V11のユーザーインターフェースには数多くの改善が予定されており、アップデートが展開されて以来ドライバーから報告されてきた不満のいくつかに対処するためと思われます。
マスクCEOがV11の今後の改善について確認したのは、長年のモデル3オーナーであるTesla Rajへの返答としてです。音楽ソースの選択をしてもデフォルトに戻ってしまうので、以前はあったソース削除機能をもう一度有効にすべきと指摘したのです。彼は、この問題点を指摘する短いビデオを添付しツイッターに投稿しました。
これを受けてマスクCEOは早速、「多くのユーザーインターフェースの改善」が行われることを表明してこれに応えました。
テスラのソフトウェアV11アップデートはかなり大規模なものでした。死角カメラや経由地の編集機能など、さまざまな便利な機能が導入されたほか、カスタマイズ可能なライトショーなど楽しい機能も追加されました。しかし、このアップデートでユーザーインターフェイスが一新され、そこに多くの批判の声が上がりました。
この新しいユーザーインターフェースはこれまでのV10とは大きく異なり、一部のテスラオーナーは、他のドライバーが新システムの機能を理解できるように、オンラインにチュートリアルを投稿することにまでなってしまいました。
テスラドライバーの間で特に目立った不満は、V10ではタップするだけで使えた重要な機能や情報が、ソフトウェアV11では複数のタップが必要になったことです。
これは、トリップ情報やシートヒーターの起動など、非常によく使うと思われるいくつかの基本的な機能です。これらの余分なステップはかなり批判され、一部のドライバーは、この変更が実際に安全上の危険になる可能性まであると主張する事態になっています。
加えて、テスラシアターやテスラアーケードなどのエンターテインメントアプリはインフォテインメント画面に専用アイコンが表示されますが、トリップ情報やワイパーの作動などクルマに役立つ機能は表示されないというV11のデザインには、多くの批判が集まりました。
テスラアーケードのような機能は、ドライブ中にアクセスすることができないので、これは非常に皮肉なことでした。全体として、テスラオーナーはソフトウェアV11の新機能が素晴らしいという意見では一致していますが、その実装には多くの不満が残る状況となっています。
ある意味、テスラのソフトウェアV11のリリースとそれに伴うユーザーからの反発は、アップルが2013年にiOS 7を発表したときに経験したことと重なります。
この時、多くのAppleユーザーは、iOS 6のよりリアルな3Dアイコンと比較して全く違ったフラットデザインのiOS 7の外観を徹底的に批判し、加えてリリース後にバグがあちこちで報告されました。しかし、時間とともにiOS 7は改良され、最適化され、ユーザーは最終的にその外観と新機能を受け入れました。おそらく、より多くの最適化によって、テスラもV11ソフトウェアで同じことができるようになるのでしょう。
ソフトウェアV11のユーザーインターフェースは以下の動画で確認ください。
この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集・参考にして作成しています。
全てが「ベータ」な感じでないと現在のスピード感は保てないのでしょう。
テスラ関連の最新記事を毎日AM7:00にアップしていますので、過去のニュースはこちらを参照ください。
▼▼テスラ 紹介コード は以下から▼▼
人気記事
新着記事
※免責事項:この記事は主にテクノロジーの動向を紹介するものであり、投資勧誘や法律の助言などではありません。また、記事の正確性を保証するものでもありません。掲載情報によって起きたいかなる直接的及び間接的損害に対しても、筆者・編集者・運営者は一切責任を負いません。また、運営者はテスラ株式のホルダーです。