テスラ中国、「ステアリングナックル」の不具合でモデルYを約2万台リコール!

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テスラ中国は、上海工場生産のモデルY、21,559台について、車両の前後の「ステアリングナックル」(訳注:車両の車輪操舵を構成する中心パーツ)に不具合があるとして、リコールを実施しました。リコールの対象となるのは、2021年2月4日から10月30日までに生産された現地生産のモデルYです。

テスラ中国は、中国国家市場規律管理局にリコール計画を提出しました。今後、2021年2月4日から2021年10月30日までに生産された電動SUVモデルYの一部、計21,599台のリコールを実施することになります。このリコールの対象となる一部の車両では、サプライヤーの製造上の理由により、フロント及びリアのステアリングナックルの強度が設計条件を満たしていない可能性があります。

Ray4Tesla⚡️🚘☀️🔋  2021年12月3日
モデルYのリコールに関する発表では、「車両の使用中にステアリングナックルが変形または破損し、極度のストレス状態ではサスペンション・リンクがステアリングナックルから脱落する可能性があり、車両の運転および制御に影響を与え、衝突事故の危険性が高まり、安全上の問題が発生する」と書かれています。

なお、今回のリコールで発表されたモデルYの台数が、中国国内で販売されたものだけなのか、それとも海外に出荷されたものも含まれているのかは、まだ不明です。ギガファクトリー上海は、テスラの主要な車両輸出拠点であり、この1年間でモデル3とモデルYをヨーロッパやアジア諸国に出荷してきました。
Moneyball @DKurac 2021年12月3日
この点を考慮すると、テスラ中国が海外に輸出したモデルYの一部には、欠陥のある前後のステアリング・ナックルが装着されていた可能性があると考えてよさそうです。とはいえ、テスラは車両のリコールに対してかなり迅速に対応することで知られているため、影響を受けた中国製モデルYのうち他国に輸出されたものについて、テスラが詳細を発表しても不思議ではありません。
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テスラ中国 モデルY 21,599台 2021年2月4日~2021年10月30日製造分 前後のステアリングナックルの強度が設計要件を満たしていないため、ナックルが変形・破損し、極度のストレス状態ではサスペンションリンクが脱落して安全上のリスクが発生するおそれがあるためリコールを行う。

自動車メーカーの間では、車両のリコールはごく当たり前のことですが、テスラは、車両の問題の一部を無線ソフトウェア・アップデートで対処できる点で、若干の優位性を持っています。

今年初めに中国で実施されたリコールでは、トラフィックアウェア・クルーズコントロールの作動・停止をドライバーに知らせるチャイムを鳴らすことが求められましたが、テスラはこれに対応しました。しかし、今回発表された前後のステアリングナックルのリコールはハードウェアの不具合であるため、テスラは昔ながらの方法で車両の問題を解決しなければなりません。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。

結構シビアなリコールだと思うのですが、ギガ上海製モデル3は大丈夫?

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