5月16日火曜日に行われたテスラの年次株主総会は、ほぼ予想通りに行われました。共同創業者でいまやレッドウッドマテリアルズCEOのJ.B.ストローベル氏が社外取締役に選出され、イーロン・マスクCEOは、新しい2種類の電気自動車と自動運転によるテスラ社の明るい未来について楽観的に語りました。
マスク氏は、テレビ局とのインタビューにおいて、本人の意に反して応じたことから、テスラCEOの辞任を表明するのではないかとの憶測が以前から流れていました。しかし、マスク氏はテスラ社のトップから別れを宣言するのではなく、少なくとも「ある点」では妥協しない姿勢を崩さないことをアピールしました。
伝説の投資家ジョージ・ソロスをツイッターで攻撃
マスク氏は以前からTwitterで物議を醸す発言をして注目を集めていますが、マスク氏が同サービスを買収して以来、その頻度が増しているように思えます。おそらくですが、その行き過ぎた行為が他のユーザーによる活動を活発化させることにもつながっているというのも理由の一つでしょう。例えば、彼は最近、気候変動は短期的な問題ではなく、長期的な問題であると宣言しました。これは、テスラの持続可能社会の実現というミッションの緊急性と調和させるのが難しいようです。また、今週初めには、テスラ株のポジションを清算した伝説の投資家で億万長者のジョージ・ソロス氏に噛みつきました。
テスラ株を敬遠するもう一人の有名なベテラン投資家であるウォーレン・バフェット氏に対しては、マスク氏はどうやら恨んでいないようなのですが、ソロス氏のテスラ株売却ニュースの後、彼はソロス氏が「マグニートー」を思い出させると、他に明確な理由もなく書いています。これは有名なマーベル・コミックのキャラクターで、ソロス氏同様ホロコースト(ユダヤ人虐殺)の生存者という経歴の持ち主です。マスク氏はTwitterでこの関連性を指摘されたのですが、彼はそれを知っていたようで、取り消すことなく発言を追加しました。
マスク氏の指摘に対してある人が「投資家で慈善活動家でもあるソロスが、政治的に意見が合わない人々から彼の「善意」を批判されている」と億万長者を擁護しようとしたのですが、マスク氏はそれを聞き入れませんでした。 ソロス氏が善意を持っているという思い込みは間違っていると説明したのです。実際には、ソロス氏は文明の構造を破壊することを望んでおり、人類を憎んでいるとまで付け加えたのです。これは、30年前に英国ポンドを欧州の為替制度から追い出した投資家について、右派の陰謀論者が言うこととほぼ同じユダヤ陰謀論です。
イーロン・マスク:沈黙を守るくらいなら損をする方がいい
マスク氏は、何を根拠にしているのかという質問には答えなかったのですがしかし、5月16日に行われたテスラの年次株主総会後のCNBCとのインタビューでは、その発言について質問され、言論の自由を持ち出して正当化しました。司会者はこれを認めたのですが、それでもマスク氏がなぜこのような形で自分をさらけ出すのか知りたがったのです。こうした発言は結局のところ、テスラの販売台数やツイッターの収益が減るというリスクを負っているからです。マスクCEOは数秒考えてから、以下のように表明しました。
「その結果、お金を失うことになるのなら、それはそれで仕方がない」
しかし、彼の頭の中には、自分の財産と広告主とのTwitterの可能性しかなかったのだろう。テスラ社の年次総会でトップが交代する兆しが見えない以上、社外株主は、マスク氏が必要なら自分たちの犠牲の上に自由権を行使することを受け入れるしかありません。
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