米国ワイトリシティ社は2022年2月23日、テスラモデル3を含むEV用の新しい後付ワイヤレス充電システムを発表しました。
ワイトリシティ・ハロー・チャージングシステムは、今年後半から「限定ベータ版」として一部のEVモデルで利用可能になり、2023年にはより広い範囲で利用可能になると同社は述べています。
このシステムは、11kwでの充電が可能で、1時間の充電で35〜40マイル(約48〜64km)の航続距離を追加できるとしています。また、このシステムは、車両に搭載される受電装置、電源に接続されるウォールボックス、そしてウォールボックスに接続され、地面などに設置される充電パッドの3つのコンポーネントから構成されます。
ワイトリシティ社によると、2021年10月からテスラモデル3でテストを行っているとのことです。このテストの結果、フル充電には6時間程度の時間を要するとのことがわかりました。
また、エンジニアはフォード・マスタングMach-Eをワイヤレス充電用にフィッティングしており、「さらに多くの車両への対応を準備中」と同社は発表しています。
これはクアルコム発祥のハロー社と同じ技術を利用したものですが、ハロー社は2019年にワイトリシティ社に買収され、その後、日本の三菱商事もワイトリシティ社に出資し、将来のモデルでワイヤレス充電を推し進めることになりました。
アフターマーケットのワイヤレス充電システムを提供する企業は、ワイトリシティ社が初めてではありません。プラグレスパワー社の第2世代システムは、2016年からテスラモデルSとBMW i3向けに提供されています。
しかし、ワイトリシティ社は、現在自動車ジェネシスGV60の韓国市場バージョンで、初の工場設置型ワイヤレス充電システムのハードウェアも提供する予定です。
ワイトリシティ社は、コードレス充電を実現することでにより、より多くのEVを販売することが可能と主張しています。
確かに、下の動画に見られるようなシステムのシンプルさを考えれば、それは一理あるのかもしれません。
この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。
ワイヤレス充電が可能なら是非設置したい。
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