テスラモデルY、2022年上半期に欧州高級SUVセグメントで1位

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CREDIT: JOE TEGTMEYER/TWITTER
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イーロン・マスク氏は、テスラモデルYが最終的に、最初は売上高で、後に台数で世界一のベストセラーカーになるという考えを公言しています。このモデルYは確かに勢いがあるようで、直近でも2022年上半期において欧州D-SUVセグメント販売台数ランキングで首位に立ちました。

欧州のD-SUVセグメントは競争が激しく、BMW X3やメルセデス・ベンツGLCといった有力車が主力となっています。自動車ビジネス・インテリジェンス企業のJATOダイナミクス社は今月のブログ記事の中で、欧州では電気自動車や電動化車両の販売が急増していると指摘しています。例えば2022年上半期、JATOは欧州で販売される自動車の5台に1台が電動化されたということです。

しかし、電動化車両にはプラグインハイブリッドも含まれるのですが、純粋な電気自動車(BEV:バッテリー・エレクトリック・ビークル)の人気も高まっています。これは特にD-SUVセグメントで顕著で、テスラモデルYは22年上半期に44,468台を販売し、ベストセラーとなりました。これにより、モデルYはメルセデス・ベンツGLC、ボルボXC60、BMW X3、アウディQ5といった人気のライバルを打ち負かすことができたのです。

モデルYのD-SUVセグメントでの順位は、同じ電気自動車分野だけでなく、人気のあるガソリンやディーゼルエンジンのライバルとも競い合っていたため、特に印象的な結果です。これはモデルYの今後にとって良い兆候であり、テスラ懐疑論者が考えているのとは逆に、イーロン・マスク氏によるモデルYの人気に関する予測は必ずしも突飛なものではないかもしれないことを示唆しているのです。

モデルYだけではありません。JATOダイナミクス社のデータによると、テスラモデル3セダンも2022年上半期に欧州で2番目に売れたBEVにランクされています。モデル3は、欧州の上半期に39,896台を販売し、Fiat 500のようなより手頃なライバルを打ち負かしたました。モデル3の順位は、(モデルYの兄弟車のような)SUVが欧州で人気を博していることを考えると、特に印象的です。

イーロン・マスク氏は昨年、モデルYの将来の見通しについて初めて言及しましたが、それ以来、この全電動クロスオーバーSUVは人気急上昇の状況となっています。米国内だけでも、モデルYロングレンジの納期予想は既に来年の第2四半期まで達しており、これは米国フリーモント工場とギガ・テキサスの両工場が同車の生産を強化しているのに加えて、新しく稼働開始したギガベルリンでの製造を見越しても、という状況なのです。

欧州の2022年上半期に関するJATOダイナミクス社のブログ記事はこちらからご覧いただけます。

この記事はこのサイトを引用・翻訳・編集して作成しています。

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