2023年初頭、テスラはハードウェア3(HW3)の改良版であるFSDハードウェア4.0(現在は一般に「AI4」と呼ばれる)を搭載した車両の出荷を開始しました。
現在では、AI4はテスラが完全自動運転(FSD)やロボタクシー展開に向けて歩み出す重要な基盤となっています。本記事では、ご自身のテスラ車がHW3なのかHW4(AI4)なのかを見分ける具体手順、2026年最新の出荷状況、HW5(AI5)の最新情報までをわかりやすく解説します。
2026年最新:テスラのHW4(AI4)搭載状況と概要
2026年現在、日本国内で販売・納車されているテスラ車(モデルY Jupiter、モデル3 Highland最新ロット等)は全車標準でHW4(AI4)が搭載されています。
また、従来モデルについても以下の時期以降に製造された車両はHW4(AI4)仕様となっています。
- モデルS / モデルX: 2023年3月以降の製造車両
- モデルY: 2023年5月下旬以降の製造車両(米国/ギガ上海製問わず)
- モデル3: 2023年秋以降の新型モデル3(Highland)全車
HW4 / AI4の主な進化点とスペック差異
AI4には、カメラの解像度大幅向上、コンピューターの処理能力向上、新しい電気・配線ハーネスなど、多くの技術的改善が施されています。
- フロントカメラ解像度: HW3の 1280×960 から 2896×1876 へ大幅高解像度化
- リアカメラ解像度: HW3の 1280×960 から 1448×938 へ向上
- カメラレンズ特徴: 赤みがかった低照度用コーティングが施され、夜間や悪天候時の視認性が向上
- カメラ台数の変更: フロントカメラが3眼から2眼(高精細化に伴い中央の偽レンズ排除)に変更
以下は、HW3とHW4のカメラ画質・色合いの違いを比較した動画です。
自分の車がHW3かHW4(AI4)かを見分ける4つのチェックリスト
アプリや車内画面の「ソフトウェア」情報にはハードウェアのバージョン名が明記されていないため、外観で確認するのが最も確実です。
1. フロントガラスのカメラレンズの色と個数
フロントガラス上部のカメラユニットを外側から観察します。
- HW4 (AI4): レンズが赤みがかった(ピンク〜紫色)反射をしており、実際に機能しているカメラは2つです。
- HW3: レンズの色が通常の透明/黒色で、カメラが3つ並んでいます。
2. サイドフェンダーのリピーターカメラ
左右のフロントフェンダーに配置されたリピーターカメラでも識別可能です。
- HW4 (AI4): カメラレンズ部分が赤く反射し、ウィンカーのLED発光部がよりスリム・短くなっています。
- HW3: レンズが黒色で、ウィンカーのクリアレンズ部が長めです。
3. 車体番号(VIN)の年式コード確認
車体番号(17桁のVINコード)の「10桁目の文字」で製造年式を確認できます。
- 「P」 (2023年): 2023年5月以降であればHW4の可能性大
- 「R」 (2024年) / 「S」 (2025年) / 「T」 (2026年): ほぼ100% HW4(AI4)搭載
HW3からHW4(AI4)への後付け・レトロフィットについて
イーロン・マスク氏およびテスラ公式は、「HW3からHW4への後付けアップグレードは提供しない」ことを明確にしています。
その理由は以下の通りです。
1. 配線と冷却ハーネスの完全な変更: HW4はコンピューターユニットの物理サイズ・コネクタ形状・水冷システムがHW3と全く異なります。
2. 基板フォームファクターの違い: 物理的にHW3の設置スペースにHW4基板がそのまま収まりません。
テスラは既存のHW3車両に対して、ソフトウェアモデルの最適化(V12.x/V13等のモデル軽量化)によってFSDのパフォーマンスを維持する方針をとっています。
次世代ハードウェア「HW5(AI5)」の最新動向
テスラはすでに次世代の自動運転コンピューター「HW5(AI5)」の開発を進めており、イーロン・マスク氏は「HW4の約10倍の処理能力を持つ」と予告しています。2026年後半以降のハイエンドモデルやロボタクシー(Cybercab)での導入が予想されています。
参考情報: Not a Tesla App – How to Check if Your Tesla Has Hardware 4
人気記事
新着記事
※免責事項:この記事は主にテクノロジーの動向を紹介するものであり、投資勧誘や法律の助言などではありません。また、記事の正確性を保証するものでもありません。加えて、記事内のリンクにはアフィリエイトリンクが含まれていることがあります。また、掲載情報によって起きたいかなる直接的及び間接的損害に対しても、筆者・編集者・運営者は一切責任を負いません。更に、運営者はテスラ株式のホルダーです。

コメント