テスラが中国国内で強化型オートパイロットのサブスクリプションを開始

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テスラは、北米では2年ほど前から完全自動運転ソフトウェアFSDのサブスクリプションサービスを提供していましたが、今回強化型オートパイロット(EAP)について、中国国内で初めてサブスクリプションサービスを開始しました。

FSDは米国とカナダだけ

現在、テスラの自動運転ソフトウェアFSD(Full Self-Driving)のフル機能が提供されているのは米国とカナダだけです。この2カ国を除くと、欧州でも中国でも日本でもフルセルフドライビング「ケイパビリティ」という一種の権利のようなオプションが提供されています。

FSDと比べると極めて限定的な運転支援ADASソフトウェアです。最近FSDは北米においてはその名称から「ベータ版」が外れて、「監修型」FSDと呼ばれています。このFSDは基本的にレベル2の自動運転ソフトウェア(運転者にすべての責任がある)なのですが、信号で停まったり、必要な交差点で曲がったり、高速道路に入ったり降りたりを自動で実現することができます。

そして、この「監修型」FSDが今年に入ってバージョン12になってからは、テスラビジョンによるエンドツーエンドのニューラルネットワークによって、相当程度高機能・高性能になっているとされています。

強化型オートパイロットのサブスクリプション

細かくは各国の規制やルールなどの制約があるので実現できる機能は少しづつ違ったりもするのですが、テスラのADASソフトウェアは大きく分けて、完全自動運転FSD、エンハンスト・オートパイロット(強化型オートパイロット)、すべてのテスラ車に標準搭載されているオートパイロットという3つに分けられます。

このうち、「監修型」FSDがソフトウェアサービスとして提供されているのは、現時点では米国とカナダのみです。それ以外の国はFSDにできる権利が販売されているだけで、概ね強化型オートパイロットと実現可能な機能はほとんど変わらないという状況です。

こうした中で北米についでテスラ車が売れている中国市場において、この強化型オートパイロットのサブスクリプションが始まりました。

テスラは、中国で強化型オートパイロットサブスクリプションを提供し始めました。 
• 月額: 699人民元(約98ドル)
• 四半期毎: 1,399人民元(約197ドル)
サモン、スマートサモン、オートパーキング機能は、HW2.0、HW2.5、HW3.0 でのみ使用できます。
「監修型」FSDがもうすぐ(中国に)来るかもしれません…

FSDはまず左ハンドル市場から

現在、北米では既存テスラユーザーも含めてすべてのテスラユーザーに対して1ヶ月の無料FSDオプションを提供し、加えてテスラを新たに販売する際に、販売員が必ずFSDのデモンストレーションをするようFSD関係のキャンペーンを大々的に実施しています。

この動きに呼応するように中国で強化型オートパイロットのサブスクリプションサービスが開始されました。また、昨日イーロン・マスクCEOは、このFSDv12がまずは左ハンドル市場で実現できる見通しをXで指摘しています。

バージョン 12 は、LHD(左ハンドル)諸国の「監修型」 FSD に対応できると考えています。RHD(右ハンドル)市場ではもう少し時間がかかります。

実際にFSDを実現するには各区の規制のハードルをクリアしていく必要がありますが、左ハンドル塩樹である中国や欧州各国で今年中にでもFSDが解禁されるような状況になりつつある状況です。

残念ながら日本市場はそもそもテスラにとって極めてマイナーな市場であり、更に右ハンドル市場である上に、「規制大好き超保守的」な道路行政なので、日本国内でFSDが実現するのは相当先のような気がします…。

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